■■■ 忘備録 ■■■
***2024/1/11更新***
下記の記事中で紹介しているヒロセ電機のプラグやコネクター、ジャックは、2024年1月31日までに生産終了か在庫限りになります。今後、新品の入手は難しくなっていくでしょう。必要な方は早めに手配され部品を在庫される事をお勧めします。
電話機や電話・通信設備などを収集されている方で、情報を探されている方向けの記事になります。私の忘備録としても、久しぶりですがブログに書き込みます。
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趣味で電話機を収集していて、日本の旧電電公社やNTTの、 黄色 や 赤色 の公衆電話機を、何台か持っているのですが、これらの中には、動作に外部電源ユニット(ACアダプター)が必要なものがあります。
電電公社・NTTの公衆電話機の純正の電源ユニット
オークションや古物商、個人間売買などで、運良く公衆電話機そのものを入手しても、写真のような電源ユニットが一緒について来ない場合が普通だったりします。
専用の電源が無く、公衆電話機単体で入手した場合、動作確認の為などに、別途電源を用意する必要があるのですが、そもそも公衆電話機の純正電源の仕様が公開されていないので、公衆電話機に流す必要のある電圧などが分からなかったり、公衆電話機に標準で付いている特殊な純正ソケットや純正コネクタは、どこのメーカーの物なのかなど、手に入れた公衆電話機のオリジナルを保った状態で電源を投入するのに悩むことになります。
私のコレクションの公衆電話機と純正電源から調べたところを下記しますので、このブログに辿り着いた方の参考になれば幸いと思います。
電源の出力電圧は、DC24V
公衆電話機一台を動作させるのに、1Aはあった方がいいでしょう。
線は3本で、赤・青・黒なのですが、赤が+、青が−、黒が接地(グランド)になります。
あとインバータ式電源など、ACアダプタや電源(Power Supply)などの製品の中には、直流の出力にノイズが乗るものがあり、受話器を耳に当てるとブーンと言うようなノイズが聞こえたりして純正電源と比較して明らかに通話音質が劣ってしまう電源があったりするので電源の選定には注意が必要だったりします。グランド(アース)を電話機本体と電源と共有することで消えるものもありますが、全てではありません。
コネクタとソケットについて
■電話機側のコネクタ(横から)
HIROSE RM12BPE-3PH(76)
HIROSE RM12BPE-3PH(76)
端子:
1 = +
2 = -
3 = G
■ソケット電源ユニット(ACアダプタ側)
HIROSE RM12BRD3S(76)※
パーツ店によってはバラ売りを
行っている場合があります。
公衆電話機に付属していない電源ユニットを制作する場合、理想的には公衆電話機に元々付いているコネクターに合わせたソケットやジャック(レセプタクル)で作りたいと考えるのが普通でしょう。しかしこのソケットが、どこのメーカーのものなのか、入手が可能なのかなどが気になると思います。
公衆電話機に使われているコネクターや、電源ユニットに使われているソケット、今でも同じものが入手可能ですが、受注生産に変更になったり、年々入手が困難になってきています。
端子:
1 = +
2 = -
3 = G
しかし市販の24VDCを出力するACアダプターの、直流側の線にソケットをつける場合純正の電源ユニットのケースに付いたRM12BRD3S(76)ソケットを使う場合、ハンダ面が剥き出しになったり、ACアダプタのケースに穴を開ける必要が出てきます。
端子:
1 = +
2 = -
3 = G