どんな子供にも、親はいる。その親にも必ず親はいる。だけどその子供が親となるかはわからない。子供を叱る。例えば、言う事を聞かないとか、勉強しないとか、好き嫌いがあるとか、そんなくだらない事でも親は叱る。または、私は子供と友達みたいに…とか言って学ばせることすらしない親。しかしそれが親の勤めかと言うと、違う気がして来た。子供が自分で生きる術を学ばせてくれたら、自分の子供に学ばせる能力があったならと、この歳になって切実に思う。税金は何故収めるのかとか、お金の効率的な使い方とか、自己防衛法と、思いやりを持って生きる事とか…そんな生きる為に大切な事を学ばないで歳をとってしまった。因数分解やらルートやらなんて、実際に生きる為になんかの役にたったのだろうか?私の子供達に本当に申し訳ないと今更ながら心から詫びたい。