私が医師に勧められたのは

注射薬のオキサリプラチンと飲み薬のゼローダを組み合わせて使う化学療法です。


オキサリプラチンはがん細胞の遺伝子(DNA)に働きかけて増殖を抑える抗がん剤です。


ゼローダはがん細胞の増殖を抑える抗がん剤です。

正常な細胞への影響を少なくする為、体内の3種類の酵素によって変化して、選択的にがん細胞で効果を発揮するようにつくられています。
つまり、効率よくがん細胞を攻撃する事が出来る飲み薬です。



1日目にオキサリプラチンを点滴で入れます。

点滴中に
注射部位が痛くなる事があります。(血管痛)


喉がしめつけられる感じや息苦しさを感じる事があります。


動悸、息苦しさ、吐き気、体の痒み、皮膚の赤みなどが現れる事があります。



飲み薬のゼローダは2週間服用します。


3週目は休薬期間になります。


この3週間が1クールで、繰り返し8クール行われます。




XELOX療法の副作用では


手足症候群・・手足がヒリヒリ、チクチクして赤く腫れる。
皮膚のひび割れ、水疱などで痛み。
皮膚の色素沈着、爪の色が変化、変形

ゼローダ服用中は保湿を心がける。



末梢神経障害・・オキサリプラチン点滴後、手足、口のまわりの痺れやチクチクする痛み。
舌の感覚がおかしい。
アゴや喉がしめつけられる。
食べ物や飲み物が飲み込みにくい。
寒冷の刺激で誘発される。

通常は数日で回復する。

冷たい飲み物や氷を避けて、冷気に直接あたらないようにする。

マスクや手袋を使用する。



消化器症状・・下痢、便秘、腹痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、口内炎などの症状が現れる事がある。
脱水症に気をつける



骨髄抑制・・白血球や赤血球、血小板が減る
感染症に注意する。



その他動悸、息切れ、頭痛、めまい、倦怠感、口内炎など。


そんな事や心配事などが詳しく書いてあるハンドブックを貰いました。


12月13日、外来で医師に抗がん剤を受ける意思を伝える。

年明けて、1月17日から抗がん剤スタートする事となりました。


友達に、やると決めたらなら年明けとか言ってないで、少しでも早く始めた方がいいのでは?と言われ迷っていましたが、

担当医に相談すると

『年末年始病院もお休みになるし、具合悪くなって対応出来ないと困るしね。

年末年始は家でゆっくり楽しんで過ごして

術後2ヶ月位から始めると言うけど、慌てなくてもそれくらいは許容範囲だから 』

と言われました。



年明けて、娘の成人式があるので、終わってからで良かったとちょっと安心する。

この日からまだ1ヶ月あります。


化学療法外来で抗がん剤を受ける時の流れを説明受ける。

口腔ケアの商品の説明とサンプルも貰って終了。


この日のお会計   220円