音楽朗読劇「めぐり逢いはすべてを越えて〜The Way We Are〜」


本日、お陰様で無事に公演を終える事ができました!!



ご来場くださった皆様

応援してくださった皆様

支えて下さったスタッフの皆様


本当にありがとうございました!!!




本作はジュークボックスミュージカルに影響を受けて生まれました。


このジャンルを知ったのは20歳の頃、大学の舞台芸術概論という授業でした。


脚本ありきで作詞作曲がなされていくのが基本的なスタイルであるのに対し、既存曲を題材に脚本が当て書きされていくスタイル。


代表的な作品とてしはABBAの名曲で綴られた「マンマ・ミーア!」ですが、近年アニメーション映画の「シング」の影響も大きかったと個人的には思います。


なぜここまで代表的な作品が限られてくるのか?


純粋なミュージカルである「サウンドオブミュージック」「ウエストサイドストーリー」や、アーティストの自伝的に作られた「ボヘミアンラプソディ」(クイーン)、「ロケットマン」(エルトンジョン)、「ビューティフル」(キャロルキング)などとは区別される、重要なポイントがあります。




それは


「楽曲の背景と切り離されたところで全く別の物語が生まれている」


ということ。


これは自由への鍵でもあり、今回1番ネックになった点でした。


NSPの楽曲をお借りしてオリジナル脚本に挑んだ訳ですが、NSPが詞を書いた時の背景を知っているファンの方々からしたらとんでもなく異なる解釈になることが予想されたからです。



それでもめげずに突き進む覚悟と確信は、浅草ゆめまち劇場での経験から生まれました。



舞台「モンブラン〜黄昏のROUTE69〜」という、生バンド音楽劇のメンバーとして参加させて頂いた経験から、この舞台の成功を確信しました。



イギリスのロックナンバーをおよそ30曲使用したオリジナル脚本。


芝居の流れにそって、ロックナンバーが生演奏で聴ける…だから、泣けるし、笑えるし、熱くなる。


この舞台「モンブラン」はとてもよく出来ていた作品で、我々バンドも俳優の一部として重要な役割を担っていたんです。


芝居を見に来たのに、生演奏がついていて、しかもそれが影武者ではない…


実に巧妙な技術です。


さらには東長崎てあとるらぽうにて公演の「絵葉書の場所」でも、生演奏のストレートプレイに出演させて頂きました。


ミュージカル以外にも、音楽と芝居の関わりに未知数を感じた瞬間です流れ星



そんな様々なパーツを拾い集めていくうちに、自分でも新しいものが創りたくなったんですニコニコ



実は私と母でお互いに脚本を書いて、話し合ってコンペに通したのが母の脚本でした。笑


還暦を迎えて等身大のメッセージを書いた方が面白い、ということになったのです。


平賀さんに快諾頂けなければ叶わなかったこの公演。「やると思わなかったし笑」とか言いつつも、本気で向き合ってくださいました。



天野滋さん、中村貴之さんのお力も存分にお借りさせて頂きました。


その想いを出来るだけストレートな形にしたく、本編では極力レコード音源に近づけた形でのサウンドプロデュースに努めました。


この技術だって、15年前に昭和音楽大学で恩師達に出逢ってサウンドプロデュースを学んでいなければ有り得なかったかもしれません。



本当に、

どれをとっても、



めぐり逢いはすべてを越えて



心より感謝申し上げます流れ星