大切なギター
4/23。
今日は、私の大切な祖母の命日。
母子家庭で育った幼少期、祖母はもう1人のお母さんみたいにたっぷりと愛を注ぎ、時にしかり、手本を見せて私を育ててくれました。
そんな祖母からもらった1番のプレゼント。
それが、このギターです。
中学2年生になってすぐの誕生日に、おねだりしてプレゼントしてもらいました。
このギターでたくさん練習し、挫折し、将来への不安ややるせない想いを歌に託し、作詞作曲もしました。
このギターには、一通の手紙が添えられていました。
実を言うと、最初にチューニングをしている際、どれだけ回して良いか分からずに弦が切れてしまいました。
私は『おばあちゃんからもらったギターを壊してしまった』と酷くショックで、それを境に即挫折。最初の挫折です(笑)
しばらくして祖母から
「頑張ってる?弾けるようになったら聴かせてね」
と言われ、意を決して母に事情を打ち明けて、楽器屋さんで『修理』してもらいました。
ただ単に、消耗品である弦を貼り直してもらうだけでしたが、私にとっては恐ろしく重要なこと。
『治った』時は、心に虹がかかったようでした。
そうして再びギターを手にして曲を作り、高校生の時、初の弾き語りライブをこのギターと共にし、さらにはコンテストで賞ももらいました。
祖母への感謝の歌を作って歌うと、涙を流して聴いてくれました。
私の大切な、大好きなおばあちゃん。
生まれてくれてありがとう。
おじいちゃんと結婚して、お母さんを産んでくれてありがとう。
私のおばあちゃんでいてくれて、ありがとう。
いつまでもずっと一緒でいようね