突然ですが、私は父と母が愛し合っていた時にこの世に宿った命です
このブログをお読み下さっている方も、多くの方はきっとそうではないかな？と思います。
でも、私が物心ついた時には、父の姿はありませんでした。
なぜかって、それは両親が決めたことだからです。笑
そうとは知らず、
私はよく幼い頃に
「お父さんがいないの、かわいそうに。」
とか
「お父さんがいないのに、偉いわね」
とか言われました。
褒められるのは気持ちが良いけれど、不憫に思われるのはどうリアクションしていいか分からないし、訳もなく悲しくなりました
私はそんな時、手をつなぐ母や祖母を少しでも安心させたくて、おバカな事をしてみては、たっぷりと愛してくれた母と祖父母の大好きな笑顔を見て安心を取り戻したのでした
だから、母が再婚した時は、
「私にも遂にお父さんができる！！」
なんて1ミリも思わないどころか、
「私だけのママを横取りされた！！」
と、まるで恋敵のように新しい父と喧嘩したものでした（笑）
父の亡き今となっては懐かしい思い出です
母のお腹に妹が宿ったと知った時なんか、喜んでいいのか、またさらに恋敵が現れるのかと思うと、不安で眠れないこともありました
当時流行っていた「ハリーポッター」を、枕元で母に、昨日より１ページでも多く読み聞かせて欲しい、そんな風にせがんだ日々。
そして初夏に妹が産まれました。
赤ちゃんは私が思ったより神聖な生き物で、思ったより手がかかりました。
私は一時は、母に捨てられるかと危機感を覚えたほどでしたが、妹の笑顔を見るとふわりと不安は吹き飛び、お姉ちゃんになれた、という喜びに満ちていったのです
こればかりは私も母も本当に予想外（笑）
ステップファミリーの皆がこう上手く行くとは限りませんが…
って、うちが上手くいっていたかどうかも、わかりませんけれどね（笑）
今夜は作曲のお仕事で久しぶりに実家で過ごしていますが、隣の部屋にいる妹と、寝室で寝ている母に感謝を込めて、ブログを書いてみました
もし、この記事をお読み下さった方の中に、シンパパ、シンママ、そしてそのキッズたち、ステップファミリーの方がいらしたら、お節介ながら伝えたいことがあります
お父さん、お母さんは、
毎日必ずお子様に
愛してるよ
と伝えてあげて欲しい。
キッズのみんなは
パパかママに
ありがとう
って伝えてみてほしい。
忙しくてなかなか時間がなかったら、時々手紙に書いて欲しい。
そしたらいつだって寂しくないし、幸せであふれるから
おやすみなさい
追記。
片親として育てざるを得なくなってしまったとしても、決して一人じゃないと伝えられたら。
パパとママの二役をやらなきゃいけないんじゃない、と。
とびっきりのママ（パパ）
になれたらいいんです
無事に産まれてきてくれただけでも限りなく奇跡です。
その感謝と変わらぬ愛が伝わって、笑顔で溢れますように