さっき。

幼なじみの記事を読んでいたら、またあの事を思い出しました。

私の中で、一生消えない傷。



大好きなあの子を死なせてしまった日の事を……。












数年前に勤めていたペットショップの小動物コーナーの入口に、ヨウム(大型のオウム。体長は30㎝程)の籠が置いてありました。


とにかく頭のイイ子で、聞いた言葉は直ぐに覚え、いつも何かを喋っていました。


その為、店に来る誰もが話しかける程、ヨウムは店の人気者でした。












そんなある日、事件は起きました。


お客の1人が、そのヨウムに咬まれ、指を怪我したと訴えてきたのです。



その対応に当たったのは、当時小動物担当になっていた私ではなく、小動物の事を毛嫌いしているもぅ1人の社員と、当時の店長でした。










当然、店側が一方的に悪いとされ、私や同じく小動物担当の同僚に何の相談も無く、籠の位置を変えろという指示でした。








仕方なく、ヨウムの籠を人の手も視線も届かない場所に移動する事に。


すると、私達の姿も、大好きなお客さんの姿も見えない環境にストレスが溜まり、やがて体調を崩したヨウムは……











まもなく亡くなりました。












その遺体を、会社の方針に背き、仲間と3人でお金を出し合い火葬してもらいました。











目を閉じて動かないその子に、泣きながら何度も何度も謝りました。














場所を変えなくても、他に対策は有ったんじゃないか。
もっと何か出来たんじゃないか。
もっと私に知識が有れば……










知識の無い私は、ただその子を見殺しにするしか出来なかった。




好きな気持ちだけでは何も救えないのだと、私は痛感しました。














私が今、勉強しているのは、知識の無い私が見殺しにしてしまったその子や、たくさんの命達に償う為。














重くなってしまってゴメンなさい。

ただ、少しでも何かを伝えられたらと思い、敢えて限定記事にもしませんでした。


















頑張ります。

あの子達の命に誓って。