軽い介護の必要な義母がいるので、
二人揃って、家をあまり長く留守にできません。

この週末の土日、
車をいじるつもりで、部品を取り寄せていたけど、
木枯らし第一号が吹いた(気がのらなかったので言い訳)ので、
5枚で1080円、レンタルビデオを借りてきて見た。


そのうちの最後の一枚が、
ほぼ終盤までみて、
見終わっていないのだけど、
心に一番強く、深く響いた。

友が映画館で観たとブログに書いていて、
覚えていたので借りてきた。
「風に立つライオン」


大学病院のケニアにある研究所へ、
恋人を残し赴任し、
そこから現地の赤十字病院へ派遣された。

内戦で傷ついた少年兵との出合いが切っ掛けで、
任期を終えても日本へ帰らず、
その病院へ残ることを決意した。

クリスマスイブの夜、
主人公が9人を射殺した少年兵におもちゃの銃を渡す。
少年はそれを火の中へ捨てる。
銃の代わりに聴診器を渡す。
少年「殺人をしたのに医師になれるか?」
主人公「なれるさ。10人の命を救えばいい。」

この場面、一番心を揺さぶる場面でした。


主人公のモデルとなった方が存在し、
原作のさだまさしの小説、そして映画を見て、
心を揺さぶられ、実際に同じような環境へ行かれた医療関係者がいらっしゃるそうです。


日本は平和ですね。
平凡に暮らせることに感謝します。


もし、10代の後半のころにこの小説と映画に出会っていたら、
医者になることはできなくとも、
私も赤十字の職員を目指したかな・・・。