アマゾン・プライム・リーディングで無料だったので、「死とは何か(日本語縮約版)」を読んでみました。

死は、悪い物なのか。

悪いとしたら、それはなぜか。

死が良い時もあるのか。

では、自殺では。

 

そういった疑問に論理的・哲学的にこたえようとする本です。ちょっと読んでみたいと思っていた本が無料で読めるの読んでみた。アマゾン・プライム・リーディングはあんまり良い本が無いんだけど、時々はお金を出して買おうと思ってる本が無料の時があるのは嬉しいです。

 

 

きょうは本書の内容から離れて、わたしが昔から好きな、死にまつわる話を少し書きます。

 

死ぬことは、生物が進化の過程で手に入れた「能力」だって言う話。

 

アメーバのような生物は、死ぬことが無いの。放射線や環境で個体が死ぬよりも速いスピードで分裂を繰り返していきます。

 

元のアメーバAと分裂したアメーバA'は完全に同一で、だから経験の蓄積も無い。種族全体が死滅しない限り死なない。

 

それが、もう少し複雑な生物になると生殖を行うようになります。個々の経験の蓄積や遺伝子の違いを活かすために、遺伝子を交換するようになります。その結果、より複雑な生物へと進化できるようになる代わりに、個々の個体は死を迎えることが運命付けられた、と言う話。

 

個々が意味ある生を生きることができて、その上で環境の変化に対応し続けるために、やっと獲得した能力が死でした。

 

こう思ってみると、個々の生命が掛け替えのない一瞬の輝きを伴う感じが好き。自分は、長い地球の、宇宙の時間の中で、ほんの一瞬だけど煌めいて生きたって実感できるような一生にしたいな。

 

 

 

現在進行形の読書について。

 

bell hooks の「Feminism Is for Everybody」です。

 

以前から読みたいと思っていた2,000年ころ刊行の本なんだけど、日本語版が絶版になってて、中古が1万円以上で取引されてるので手が出ませんでした。

 

英語のキンドル版を買って読み始めた当日に、近日中にエトセトラブックスから日本語版「フェミニズムはみんなのもの」が復刻するって言うニュースが飛び込んできました。

 

読みやすい本だから楽しみで読む分には英語版で良いんだけど、フェミニズムに関してはトランス女性排除にまつわる流れもあるので専門用語の訳出なども含めて、ちゃんと知識のある人の訳でも読みたいんですよね。日本語版が刊行されたら、そっちも買います!

 

あ、もう最初をちょっと読んだだけでもとても良い本だと思っています。

 

 

この本も、まだ読み追いえてないし、内容とは関係ない話を少し。

 

著者のbell hooksは、自分の名前をすべて小文字で表記しています。個人ではなく「文章の内容で評価して欲しい」と言う事らしいです。カッコいい♡

 

高校生の頃、本気で写真を志していた時。とても高価で大事にしていたカメラ(Nikon F3)よりも、その中のフィルムを最優先に守ろうと思えるような写真を撮れるようになりたいと、思っていました。

 

性の問題に悩んで、自分を含む人間嫌いをこじらせていたわたしには、そんな写真は撮れそうもなかった。それでも世の中に対する興味を何とか引き留めていてくれたカメラ。その大事なカメラよりも大事な、伝えたいことを持ちたいと思っていた。

 

hooksの名前の表記でそんな事を思い出しました。