8月4日の日曜日、新宿東口駅前広場で行われた表題の集会に参加してきました。現在、入管収容者の間で史上最大の人数でハンガーストライキが行われていて、多くの人命が失われかねない状況なのです。

 

Twitterで #FREEUSHIKU で発信されている情報をたまたま目にして。

FREEUSHIKU ツイッターのリンク

 

日本の入管長期収容の問題は本当に酷いと以前から気になっていて、署名などにも参加してはいたんですが、こういったアピールの現場には仕事が深夜までのわたしはなかなか参加できずに残念に思っていました。この日は仕事に重ならない日時だったので、参加してきました。

 

(家を出るあたりから体調が悪くなり、ただ立って話を聞いていただけなのと、内容に若干の不正確さがあるかもしれません…)

 

 

発言者の中から、写真を上げても問題ないと思われる方を数名ご紹介します。

 

入管問題に長年取り組んでいる大橋弁護士

ここ3年で状況が急速に悪化しており、異常事態。それ以前は1年以上の長期収容は本当にまれだった、とのことです。

 

アピールに最初から最後まで参加していた石川大我議員

議員になって最初に取り組む課題の一つだと言ってくださっていました。

 

 

この問題に詳しくない方に簡単に説明しますね。

入管収容者とは、出入国管理法・難民法などの法令違反の状態になったために、牛久市の東日本入国管理センターや、各地の収容所に収容されている外国籍の人のことを言います。(法令違反ではあっても、いわゆる犯罪者ではありません)

 

日本では、入国管理局が裁判所など他の組織のチェックを一切受けることなく、在留許可を取り消したり、それに基づいてパスポート保持する国への送還か無期限(10年でも100年でも可能)に拘留し続けることが出来ます。国連からも拷問に等しいとして勧告を受けています。

 

 

発言者のお1人が長期収容になってしまう理由をまとめてくださってましたので、紹介します。

 

※帰国できる人は、酷い状況にほぼ帰国済み

 

※帰国できない人は主に2パターン。

①自国で迫害を受けたり生命の危険があって帰国できない人(制度上、第3国へは出国できません)。本来なら難民認定されるべき人だが、日本は正式な書類などで証明を厳しく要求するため認定される人がほとんどいない(2018年は47/10,493名)。政府・多数派から命を狙われたり迫害されたりして、とりあえず手に入った航空券でやっと逃れてきた人が、そんな書類をどうやって手に入れるのか...

 

②日本で長年の生活実績、在留資格の更新履歴があり、生活基盤のすべてが日本に有ったり、妻子がいる場合。在留資格の更新に出向いた際に急に更新できないと言われてそのまま拘留されるケースが多いらしい。配偶者が日本人のケースもあります。出国したら2度と妻子に会えないかもしれない。

 

 

個人的には、一応まだ先進国であり、貿易により利益を上げている国としては、国際社会の一員の責任としても、もっと移民・難民は受け入れるべきだと思います。

 

何よりも、現代の“先進国”での出来事だとはとても信じられないような人権侵害がまかり通る現状は、問題だと思う。マイノリティー(移民・外国籍居住者・性的マイノリティー・政治的信条・犯罪での拘留服役者etc)の人権や発言が抑圧されたり迫害されたりしない社会を作るのは、マジョリティー側の責任だと思っています。

 

これからも可能な範囲で、こういった活動を支持したいと思います。

 

追記(1)

体調不良のため、書きかけて放置になってしまい公開のタイミングが遅くなりました。

 

追記(2)

体調がまだ悪くて行けなかったけど、本当は8/11のフラワーデモも行きたかった。東京だと平日の19:00~が多いので、なかなか参加できないので。