ホモ・デウスの英語版を読んでみました♪

 

ハラリ博士の本は、日本語訳でもウィットに富んでいて面白いんですけど、英語版だと言葉遊びが楽しい部分とか、もしかしてホーキング教授の本が好きなのかも、と思わせる部分があったりしてさらに面白かったです。元々はヘブライ語だけど、オックスフォード?とかでも教鞭をとってたはずだし英語版には日本語版以上に博士の遊び心が反映されてるのでは…(勝手な想像ね)

 

 

節のタイトルを例にとって

①日本語版「どの自己が自分なのか」 ← 英語版「Who are I?」

わたしたちが“唯一の自分の意識”だと思っているものが、実は脳科学が明らかにしつつあるように“たくさんの対立する神経システムの内で有力だったものを物語る自己がつじつまを合わせたストーリー”に過ぎないかもしれない、と言う話。I am...じゃなくてI are...って複数の自己を表現してるタイトルが♡

 

②日本語版「意識のスペクトル」 ← 英語版「Gap the Mind」

「人間が脳科学で探索している意識の範囲」は、喩えて言うなら「無限の電磁波のスペクトルの中の可視光線領域」に過ぎないけれど、薬物や脳に電子機器をつなぐことで意識をアップ・グレードして、無限の領域を地図もなしに探索(... open the passage to these places)しようとしてるって話。Gap the Mind は直訳すれば「精神に穴を開ける」だけど、Mind the Gap「足元注意」って言う標語の言葉遊び♡

 

③日本語版「歴史を要約すれば」 ← 英語版「History in a Nutshell」

in a nutshell(クルミ殻に納めた)は「一言で言うと」って言う慣用句だけど、わたしが読み損ねてるホーキング教授のベストセラーが「The Universe in a Nutshell」なんですよね。そもそもサピエンス全史「A Brief History of Humankind」はわたしの好きなホーキング教授の「A Brief History of Time」とタイトルが似てて興味を持ったって経緯もあって、ここは個人的に「わぁ~」ってなった♪

 

 

ホモ・デウス読み終わったら、The Universe in a Nutshell を読もうと思ってたけど、なんとKindle版が売ってない(>_<) 仕方ないからペーパーバックを買うか、ハラリ博士の新刊「21 Lessons for the 21st Century」を読もうか迷ってるとこ。