吾輩、幼き頃から暗がりが怖くて、木立が化け物に見えて夜になると外を歩けなかったり、
トイレまでの廊下を走ったり、背中から何か襲われたらと警戒して壁づたいを蟹歩きしたりしてました。

そんな吾輩もガタイが無駄にデカくなるにつれ、夜道を独り歩きしても平気な、寧ろ夜道を好む(苦笑)大人になったって、思っていました。

ところがところが…

昨晩。

久々に。

恐怖しました。

どう考えても理解に苦しむ現実離れな場面に遭遇したのです。

いや、結論からいえば、化け物ではなくあれはヒトだったはずです。

しかし。

心が無防備な状態で受けた衝撃というのは理屈で押さえ付けられるものではありません。

とめどなく身体に拡がる寒気、震え。
もうどうにもならない。

心ある導きにより吾輩は運よく救われましたが一方間違えれば憑依錯乱状態に陥るところでした。

思い出すだに鳥肌が立ちます。

夏です。