こんにちは。
在宅でデザインの仕事をしている、フリーランスのTです。

これまで小ロットでの仕入れを続ける中で、
「いつかは自分のオリジナル商品を作ってみたい」と思うようになり、
ついに中国OEMに挑戦してみることにしました。

今回は、その中で感じた
「作れたのに売れない」を引き起こす、よくある落とし穴について書いていきます。

■ OEMって思ったより簡単…でも、その先が難しい

正直に言うと、
「作ること」自体は思っていたよりハードルが低かったです。

・既存商品にロゴを入れる
・色を変える
・パッケージを変える

このくらいであれば、多くの工場が対応してくれます。

やり取りも翻訳ツールと代行会社を使えば進められるので、
「OEMって意外とできるかも」と感じました。

ただ、そのあとに気づいたのが、

“作れること”と“売れること”はまったく別

という現実でした。

■ 落とし穴①「なんとなく作る」と売れない

最初にやってしまいがちなのが、
「自分がいいと思ったデザイン」でそのまま作ってしまうこと。

もちろんそれも大事なんですが、
売れるかどうかは別問題です。

・誰に向けた商品なのか
・どんなシーンで使われるのか
・競合と何が違うのか

ここが曖昧なまま作ると、
“悪くないけど選ばれない商品”になってしまいます。

■ 落とし穴②「サンプルと量産は別物」

これは本当に盲点でした。

サンプルはとても綺麗だったのに、
量産になると微妙に違う…。

・色味が少し違う
・縫製が甘い
・細かい仕上げが雑

小ロット仕入れのときにも感じていましたが、
OEMではこの差がより顕著に出ます。

「サンプルOK=安心」ではないというのは、
強く実感しました。

■ 落とし穴③「コストを見誤る」

OEMになると、単価だけで考えてしまいがちです。

でも実際には、

・金型費用
・パッケージ制作費
・検品費用
・国際送料

など、細かいコストが積み重なります。

結果として、
「思っていたより利益が残らない」
という状態になりやすいです。

最初にしっかり総コストを把握しておかないと、
売れても苦しくなるパターンです。

■ 落とし穴④「売り方を考えるのが後回し」

これもやりがちでした。

商品作りに集中しすぎて、
販売のことを後で考えようとしてしまう。

でも実際は逆で、

・どこで売るのか
・どんな見せ方をするのか
・価格帯はどうするのか

これを先に決めておかないと、
商品自体の設計もズレてしまいます。

「作ってから売り方を考える」では遅いんだなと感じました。

■ 落とし穴⑤「全部自分でやろうとする」

最初の頃の私がそうでした。

・工場とのやり取り
・仕様の確認
・品質チェック
・物流手配

全部自分で理解しようとして、
逆に判断が遅くなってしまう。

ロットのときはなんとか回せても、
OEMになると一気に複雑になります。

「任せた方がいい部分」は任せることが、
結果的にうまく進めるポイントだと感じました。

■ OEMで大事なのは「作る前の設計」

ここまで経験して思ったのは、

OEMの勝負は“作る前にほぼ決まっている”

ということです。

・ターゲット
・価格帯
・販売チャネル
・商品コンセプト

これが整理されていれば、
多少のズレがあっても修正できます。

逆にここが曖昧だと、
どれだけいい商品を作っても
売るのが難しくなってしまいます。

■ まとめ

OEMは、やってみると決して特別なものではなく、
個人でも十分に挑戦できる選択肢だと感じました。

ただし、

「作れた=成功」ではない

というのは今回一番強く感じたポイントです。

これからOEMに挑戦する方は、
ぜひ“作る前の設計”を意識してみてください。

私自身もまだ試行錯誤の途中ですが、
次はこの経験をもとに、

「どうやって売れる形に改善していったのか」

について書いていきたいと思います。

同じようにOEMに挑戦している方の
参考になればうれしいです。