
1回目の手術の後
順調に回復して退院したのですが
手術の際に傷口保護のため入れた
コラーゲンシートに
患者さんが拒絶反応を示すと言う
極めて稀な症状が起きてしまい
家での様子は
日に日におかしくなって
お茶碗を落とすなど
ありえないことが続いていました
術後初めての診察日
「今日の夕方に手術します」
となってしまい
そのまま入院して
2度目の開頭手術となりました
手術は夜11時30分までかかりました
主治医によると
このコラーゲンシートは
以前他の人の手術で豚のシートを使った際
拒絶反応を示した症例があったため
今回は
人工的に作られたコラーゲンシートを使ったそうです
うちの患者さんは
それに拒絶反応を示したと言うことです
手術で脳を消毒したあと
治療法としては
脳が腫れたので
ステロイドの点滴を1日8回
抗生剤の投与もしていました
もう腕はあざだらけです
ステロイドの点滴は辛かったようです
体中の血管が痛くて
かわいそうでした
患者さんは
1ヵ月も家を空けたことがなかったので
家や会社の心配と
とても退屈で寂しがっていましたが
こっちのほうも大変だったんです
- 会社の給料日
- 会社の支払い
- 会社の集金
- 会社に新しいベトナム人が来る
- 会社の日本人が辞める
- 私の親の相続
- 私の両親の法事の準備
- 夫の知らない人からの相続(これについては振って湧いた話)
- 万博に行かねばならぬ!
大変なことも数々あったけど
子どもたちが随分協力してくれて
離婚騒動から
ちょっとギクシャクしていた長男とも
よく話したし
社長がいない間
言葉の通じにくいベトナム人社員さんとも上手くやってくれたし
目の下にクマ作りながら
よう頑張ってくれた
休職中の次女に関しても
職場復帰できたし
次男は
秋から家の会社に入ることになり
万博に連れて行ってくれたり
私を気遣ってくれるようになり
成長を感じました
孫たちも
患者さんがいない間に
2回泊まりに来てくれて
合宿みたいで楽しい出来事でした
大変だったけど
色々体験できた大事な時間でした
あとは
ゆっくりでいいから
元気になってね
当分は
そばで見守るから
安心して