動物は心と身体でできている
- 身体が喉が渇いた
- 心は水が飲みたい
- 頭が我慢しろ
適応とは麻痺である
心と身体が要求しても
どうしても我慢しなければならない状況もあると思うんです
そんな時
人は適応させようとします
作者の泉谷閑示氏によると
【適応は麻痺である】
とあります
大人になっていくと
どんな嫌な状況でも
自分を柔軟に変化させて
うまく合わせようとします
しかし、その行為は
正常ではなく異常であり
苦痛から逃れるために、
自分を麻痺させているに過ぎないとあります
適応=正常
と思う世の中は危険であり
適応は有害だ
ともあります
薬は添木のようなもの
心療内科に限らず
病院に行くと
薬を処方してもらうと思うのですが
薬とは
骨折した時の添木のようなもので
病を治すのは自分の治癒力
感情の井戸
うつになってしまったら
感情が表に出なくなります
無表情になって
無気力
回復の兆しが見え始めた頃に
まず、最初に出てくる感情が
怒り
実は、娘も
めちゃくちゃ暴れた日があったんです
その後は、無償に泣いて
「涙が止まれへん」
そんな時期もありました
その時は
「なんでなん?」
と思ったけど
感情の井戸からは
出てくる順番があって
まず、怒らないと
次の感情が出てこないような仕組みになっているそうです
怒って泣かないと
喜んだり楽しんだりできない
それなら
好きなだけ暴れて
泣くだけ泣いたらいい
ママはずっと見守るから
それから大いに笑おうぞ
引きこもる意味とは


その理由を卵に例えています
うつの状態とは
ドロドロの生卵の状態で
殻の外に出てしまうと
卵は死んでしまいます
それと同じことで
中身が立派に成長するまで
殻からは出られないのです
なので
『気分転換に散歩してみては??』
は言ってはいけない言葉
じっと待つことが大切なんです
娘が病気になることで
今まで知らなかったことを
知ることができました
私が正しいと思っていたことが
間違いであったこともわかりました
言ってはいけない言葉を
平気でぶつけて
知らず知らずのうちに
娘を傷つけていたことも
指摘されました
昭和の熱血世代の根性論は
今の時代には
向いていないのかも知れません
幸い娘は
今回復に向かっている(と思う)
私自身も
これを良い機会と捉えて
病に悩む方や家族の気持ちを思い
試行錯誤しながらではありますが
焦らすゆっくり学びながら
見守っていきたいと思います