主治医と
主治医付きの看護師
父の担当の看護師
と
今後のことについての話がありました
最近の父
やはり嚥下機能が下がってきている
「酸素値が下がると吸入」
が頻繁になってきてます
やはり
【胃ろう】を勧められました
医師によると
人としての
生命の尊厳を守らなければならない
と
父の身体は
特に悪いところもなく病気もなく
十分に長生きできる状態である
生きるべき命は
守らなければならない
の様なことを言われました
私は
父が父らしく
その命を全うしてくれればいい
胃ろうしたとて
苦しい吸引は0にはならない
食べることが好きな父は
食べることもできなくなる
それが寿命なら
それを尊重したい
父の生命力を信じたい
そう思うのです
今年の初め
まだ母が生きていた頃に書き留めていた
医療計画を見せてくれました
そこには
「全ての延命措置は希望しない」
「自然のままに」
とありました
母と相談しながら書いたのでしょう
思い浮かべると胸が熱くなります
私も同じです
母が迎えに来るのか
おばあちゃんが迎えに来るのかもしれません
自然な姿で人生を終えて欲しい
そこに寄り添いたい
父との面会時間を終えて
ケアフロアを出る時に
あるご夫婦とすれ違いました
高齢の小柄な女性が
車椅子の旦那様を押してきました
「そろそろ胃ろうの時間かなと思って」
と優しい笑顔で
察するに
奥様は一般居室にいらして
ケア棟の旦那様を時々迎えにきては
連れ出し
共に過ごして
胃ろうの時間なりには
こちらへ連れていらっしゃるのであろう
母が目指していたのは
これだろうか?
母ならどうしたかな?
…いや
長年祖父母を介護してきた母ならば
「それでいい」と
言ってくれるはず
余生の送り方は
人それぞれ
この日
主治医
看護師
ケアマネージャー
の御三方との面談で
かなり疲れました
皆さん
口を揃えて
「うちの施設は素晴らしい」
「スタッフのケアはどこよりも優れている」
「ここよりいい施設は無い」
と言い切りました
それなら
それで
やってもらおーやないか
父が父らしく
男前の人生を送れますように
私はただ
そう願うだけです