母が亡くなって
それから数日後のこと
朝早くの電話で起こされました
夫の
「亡くなりましたか」
の声
「私のパパ？」
「ちゃう、うちのじいさんや」
「ええええええーー！！」
もうこれ以上
悪いことが起こりませんように
と願ったとこ
前から
「いつお迎えが来てもおかしくない状態」
であった義理父
近くの施設でお世話になっていました
まさに
別れとは突然にやってきます
喪服のクリーニングが間に合わなくて
急ぎ催促の電話をするのと
通夜から葬儀の段取りを
また決めていかなければならない
ついこないだ
母を見送ったばかり
あの日
みんな帰る時
「ばあば座っていたよ」
って
少しだけスピリチュアルな感覚のある
次女が言っていた
みんなと混じって
いつものように
エレベーターの椅子に腰掛け
静かに笑っていた母
まだ死んだことに
気づいてないかも知れない
父が心配で
そばにいるのかも知れない
父の代わりに
義理父を連れて行ってくれたのかも知れない
生きている頃は
お互いあんまり好きではなかった
むしろ嫌い
イヤ犬猿の仲
けど
あの世では
仲良くしてね
よろしくお願いします
そう願って
手を合わせました
