ついこの間
実家が売れてしまいました
結構
不意打ちでした
まだまだ売れないだろうと
高をくくっていましたが
縁あって
ある人の手に渡ってしまったので
もう私の実家ではなくなりました
家が売れる前に
いくつか荷物を別宅へ運んで欲しい
と頼まれていたのに
娘の出産や
なんやかんやで
延ばし延ばしにしていたら
もう
家の中は
すっからかんになっていました
父が
何度も
「家は売らないから」
「家は残すことにした」
と私に言ったのに
なんて応えたらいいのか
私には分からなくて
いよいよ売る決断をした時には
「男の子がおったらな」
とか言い出した
あの時に
「私が家をもらうよ」
と言えば安心したのかな?
もっと遡って
私が養子に来てくれるような人と恋愛して
この家を継いでいれば
もっと違った形になったのかな
でも私ひとりでは
こんな大きな家
どうしたらいいかわからない
もう少し
考える頭があればよかったな
空っぽになった家を見に来て
なんか
色々考えてしまった…
まだ大切な物が
置いてあったんじゃないの?
私だって
あともう何点か
手元に置きたい思い出の物が
あったのに
業者の方が
全て引き取って行ったらしい
(叔父の話)
いつだって
なにもかも
急すぎる
私はこの家に
住んだことはない
私が結婚して家を出てから
父が建てた家
その前には
祖父や祖母と一緒に住んでいた
和風の家があった
どちらかと言うとと
その家の方が思い出深い
私が家を出て
この家ができた時
私の部屋がなくて
広くて素敵な妹の部屋だけがあった
もう帰るところがないな
と思って
ちょっと寂しかった思いをした
それでも
子どもたちを連れて
遊びに来たのはこの家
お正月やお盆に来て
妹家族と遊んだり
やはり思い出はたくさんあるな
この日は
空っぽになった実家と
すぐ近くの別宅の様子も見に来た
仏壇だけがあるこの家
ここが実家なのか
父や母は
ここへ来ることはあるのかな
やっぱりこの家と仏壇とお墓は
私が守っていかなくちゃいけないな
せめて
それくらいやらなければ
この日の写真を
もう何年も大阪に帰ってない
妹に送った📲
ちょっと寂しい
って言葉と
『このリアドロ知らんかな?』
て言葉が返ってきた
思い出のリアドロらしくて
もしあれば欲しい、と
ありました!!
ウチのリビングに!!
両親が
終活を始めた時に
『要るもん全部持っていき』
と言われて
リアドロは全部もらって帰った!
『ウチにあるよ』
『よかったー』
後日
送ることにしました
誰か知らん人にあげる前に
持って帰っておいてよかったー
てか
妹との大事な思い出やのに
母は忘れていたんや…
歳をとるって
そーゆーことなんやな
ちょっと話は戻るけど
私は母とは性格的に合わなかったので
養子を迎えて家を継いでいたとしても
絶対母と喧嘩して
どっちにしても
家を出ていたと思う
今
家を継がなくて悪かった
と思う自分がいるから
やっぱり
あの時結婚しておいてよかったんやな
でなかったら
この空っぽの実家を見て
寂しい私はいなかったから
これでよかったんや
そう思っとこ(^^)