赤ちゃんにどんならおもちゃを買ったらいいか?


どんな遊びをしたら頭が良くなる?



どんなおもちゃが子供のためになるか?




など、
悩む人がいるんじゃないかと思います。




誰も赤ちゃんのころの記憶なんてないから、
どんなのが楽しいのか、
分かりませんよね笑




私は理学療法士として子供のリハビリをする上で、

遊びはとっても重要な要素でした。



なので、ちゃんとお勉強しました。






赤ちゃんは、
生まれてから

運動発達と、精神発達をしていきます。


特に最初のころの遊びに重要なのは


感覚です。






生まれたての赤ちゃんは、
感覚がまだ統合されてなくて、
それぞれが過敏です。



まだ、手で触ったものが何か理解したりしてません。



顔は左向いてるのに、
右手で何か触ってたりしませんか?



指先の感覚で遊んでるものの、
まだ目で確認して認識するまでになっていません。


はっきり目が見えてないのもあります。






新生児の時は、
目で見て認識して遊ぶものは、まだ早いです。



よく、新聞紙をクシャクシャする音が好きだったりしますが、


お腹の中の音と似てるからと思います。



新生児の時は、
体をたくさん触ってあげたり
水の音とか、紙をクシャクシャする音とか、
音楽とか、

触覚、聴覚、など単体で楽しませてあげると楽しいと思います。




首が座るころになると、


仰向けで、顔の前で両手を合わせて見たりします。


このころになって、
自分の手を見て、
自分の手だと認識し始め、
目で確認して認識し始めます。



顔の前で手を触ってあげたり、
パチパチしてあげたり、

足を見せてあげたりすると良いです。





「自分の手だ!」って認識したところで、



次は指を舐めたり、
足を舐めたりして、


自分の体を口で確認し始めます。


体の中で感覚が敏感なのは、
1位  口
2位  手の指
です。


まずはお口で色々確認します。



なので、舐めるのは良いことで、必要不可欠!!





手の確認ができたら、


次は手に持った物を舐めて、
お口で確認し始めます。



このころのおもちゃは
舐められるもの、口で確認できるもの、
色々な触感のもの、
が良いです。


両手で持てるもの
にすると、
自分の顔の正面で遊べて、

目と両手の協調性
が育つのでオススメです。



(目と手の協調性が乏しいと、将来起こり得るのは《不器用》です。球技のようなものも、手と目の協調性が不可欠なので、苦手になるかもしれません。)





その頃の赤ちゃんは、
体の中の感覚が発達しているので、感覚が体に入ることが1番楽しい遊びです。


大人があやして反応が返ってくるのは、
もう少し後。



おもちゃを叩いたり(触覚の刺激)
音が出るおもちゃを触ったり(聴覚の刺激)
キラキラ光るものを目で追ったり(視覚の刺激)
揺らすのが好きだったり(前庭刺激)


このような遊びを
感覚遊び
と言います。




(赤ちゃんの時期を越しても感覚遊びが好きな子、または赤ちゃんなのに感覚遊びを極端に嫌がる場合は、要注意です。)





お口の感覚、指先の感覚が発達してくると、

だんだんと舐めるのをやめていきます。




次は、

もう少しダイナミックな遊びや細かい遊びに移行します。



手を開いたら物が落ちた
(よく物を投げる時期がありますよね笑)
髪の毛を引っ張ったら大人が反応した
ボタンを押したら音が鳴った
ボタンを押したら光った


のように、
今度は自分がしたことで反応がある、
というのが楽しくなってきます。




この時期になって、
初めて大人があやした時に笑ってくれたり、楽しそうにしてくれたりします。



この時期にオススメのおもちゃは、
ボタンが付いている
引っ張るものがある
振ったら音が出る
などです。



積木を積む、丸い穴に丸いブロックを入れる、
などはまだ難しいです。







長くなったので
今日はこのくらいの時期までの説明にします笑






大事なのは
赤ちゃんの楽しいと思うものを与えること



簡単すぎてもすぐ飽きるし
難しすぎてもやらなくなる




そして、
遊びによって感覚や運動が発達するので、
適切な時期に適切な遊びをさせることの大切さ


を、ぜひ知って欲しいと思います。




適当におもちゃを買って、
赤ちゃんが喜ぶものだけ与える、
とかしてませんか??


とりあえず赤ちゃんが好きそうなもの。
とか。



おもちゃって、それぞれ発達に合わせた
素晴らしい機能がついてます。



私は、遊びを専門的に見るので、

「こんなとこにボタン付いてるなんて、赤ちゃんのツボじゃん!しかも音なるとか、やば〜いラブ

と、
おもちゃを開発した人に敬意を持ちます。笑笑









赤ちゃんが喜ぶものは、楽しいものなので、
だいたい合ってると思いますが、


赤ちゃんの発達を理解して、
《遊び》を利用すると、
赤ちゃんを泣き止ませることができますし、
楽しませることができますし、


大きくなってからの能力に
違いが出るかもしれませんよ♫