SPとはなんぞや。スタンダードプレイの略、いわゆるSPレコードは標準的なレコードなのか。

それはさておき、私のレコード初体験はSPレコードであった。小学生低学年の時に家の2階の物置(燃料となる杉の枝が置いてあったいわゆる「あま」と呼ばれた物置)に置いてあったもので、昔の歌謡曲や浪曲などを蓄音機で聞いたのが始まりです。蓄音機はゼンマイで動いていて、サウンドボックスと呼ばれるものに鉄針をつけたもので再生します。

時は経ち、ある時我が家のSPレコードを電気再生してみたくなりました。

そこで、とあるサイトで、SP用のフォノイコの紹介がありました。「Esoteric Sound RE-EQUALIZER」アメリカ製です。これでないとSPレコードの高域特性が正確に伝わらないということで、3万円ほどの出費でしたが、アメリカのサイトから何とか購入できました。

78回転可能なプレーヤーは当時異常に安いが音のよい「コスモテクノ DJ3500」を購入。

また、このイコライザーはLP用のRIAAカーブを一旦逆RIAAカーブをかけて打消し再度好きなイコライザーカーブをかけるという変わった製品です。ですので、私はオーディオテクニカの安いAT-PEQ20とRE-EQUALIZERを組み合わせて使っています。カートリッジは「オーディオテクニカ AT-MONO3/SP」を使用しています。