警官の待つ場所へAと二人で向かう
A『ツッチーさん 運転しながら携帯やってると また捕まっちゃいますよ
』
俺『大丈夫
ちょっと調べモンがあったんだよ
あのさぁ 警官イジメって弱い者イジメじゃないよな?
』
A『えっ? まぁ 警官に対してはイジメって成り立たないかなぁ…』
俺『だよなぁ
』
なんて会話をしながら現場に到着
小田急線 某駅に営業車を横付けする
道路逆側から例の警官が走ってくる
運転席側の窓を開ける俺
俺『悪いね
待たせちゃって
』
警官『いえ 大丈夫です じゃあ免許証を…』
俺『おい おい
こんな駅前で勘弁してよ
会社の看板背負った営業車にお巡りさん来たらイメージ悪いって
後ろ乗ってよ』
スライドドアを開けて後部座席に乗り込む警官
ギアをドライブに入れて発進しようとする俺
警官『ちょっ
ちょっと
どこ行くんですか
』
俺『お巡りさん 拐っちゃおうと思ってさ
』
警官『な
何言ってんですか
』
俺『冗談に決まってんじゃん
シートベルトで捕まって警官誘拐なんてリスクでかすぎだって
』
警官『フザケないでください 本当はこうやって車に乗るのもいけないんですから
』
俺『つかさぁ 歩行者の邪魔になると思ってちょっとだけ移動しようと思ったんだよ』
警官『ここでいいです
すぐに終わりますから
』
俺『わかったよ すぐ怒んなよ 俺だって暇じゃねーんだよ ホレ
』
免許証を警官に渡す俺
後部座席でキップの作成を始める警官
俺『お巡りさん ○○買ってくれない?』
警官『いらないです』
顔をこっちに向けずキップを作成しながらの警官
俺『あっ そう… いらないかぁ…
お巡りさんのお客さん多いんだけどなぁ…』
警官『……』
多分 俺の事を面倒臭いヤツと思ってる
俺『あっ
そういえば○○さん元気?』
警官『○○さんって?』
俺『本部長の○○さん 辞めちゃったの?』
作成していた手が止まり俺を見る警官
警官『○○本部長…
』
俺『腰とか肩とか大丈夫かなぁ… どう? 元気なの?』
警官『…いや …ちょっとわからない…』
俺『うちの商品は高いけど腰とか身体には優しいからね~
』
警官『…あの …本部長もツッチーさんのお客様…』
俺『えっ? 何 言ってんの?
今の時代 個人情報ペラペラ話すワケ無いじゃん
』
警官『……』
俺『神奈川県は事件も事故も多いから○○さんも大変だろうなぁ…
シートベルト違反で面倒臭いヤツもいるしな
』
警官『いやいやいや
面倒臭いなんて…』
俺『まぁ いいや
時間かけちゃって悪いね』
警官『大丈夫です ハイ』
俺『お巡りさん 今 何歳?』
警官『26才です』
俺『若く見えるねー
(老けてんなぁ 30後半かと思ってた
) 独身?』
警官『独身です』
俺『彼女は何人いるの?
』
警官『…いないです』
俺『(だろうな
)そーなんだ… お巡りさん いい男なのにねー
』
警官『いや…そんな事は
』
何、照れてんだよコイツは
顔はキングオブコメディの【今野】ソックリ
俺『○○さんに紹介してもらえばいいじゃん
』
警官『と
とんでもないです
』
俺『じゃあさ これも何かの縁だからさ
お巡りさんが結婚する時に婚礼用で二人分買ってよ
』
警官『ハイ
是非
』
俺『先の話しだからって今、適当に返事ってのは無しだよ
そーいうテキトーなヤツって本当に嫌いだから
』
警官『ほ
本当に買いますよ
』
俺『じゃあ このキップに【婚礼用の○○を買います】って書いてよ
』
警官『はい』
キップに本当に書き込む警官
キップと俺の名刺交換をして車から降りる警官
心無しか 疲れきった表情の警官
俺『○○まで買ってもらう約束までさせちゃって申し訳 無かったね
』
警官『いえ… 何か… 僕の対応が悪くて…』
ヤッパ県警のTELと本部長の話しで かなり参ってるのがわかる
俺『もしもの話しだけどさ
』
警官『はい』
俺『もし○○さんに会う事あったら 今野さんの事 メチャ誉めとくよ
一生懸命 仕事して素晴らしいお巡りさんだったって言っとくよ
』
警官『あ
ありがとうございます
つか、今野じゃなくて○木です
よろしくお願いします
』
俺『会ったら本当に言っとくよ
じゃあ
』
次回 最終回
A『ツッチーさん 運転しながら携帯やってると また捕まっちゃいますよ
』俺『大丈夫
ちょっと調べモンがあったんだよ
あのさぁ 警官イジメって弱い者イジメじゃないよな?
』A『えっ? まぁ 警官に対してはイジメって成り立たないかなぁ…』
俺『だよなぁ

』なんて会話をしながら現場に到着
小田急線 某駅に営業車を横付けする
道路逆側から例の警官が走ってくる
運転席側の窓を開ける俺
俺『悪いね
待たせちゃって
』警官『いえ 大丈夫です じゃあ免許証を…』
俺『おい おい
こんな駅前で勘弁してよ会社の看板背負った営業車にお巡りさん来たらイメージ悪いって

後ろ乗ってよ』
スライドドアを開けて後部座席に乗り込む警官
ギアをドライブに入れて発進しようとする俺
警官『ちょっ
ちょっと
どこ行くんですか
』俺『お巡りさん 拐っちゃおうと思ってさ
』警官『な
何言ってんですか
』俺『冗談に決まってんじゃん
シートベルトで捕まって警官誘拐なんてリスクでかすぎだって
』警官『フザケないでください 本当はこうやって車に乗るのもいけないんですから
』俺『つかさぁ 歩行者の邪魔になると思ってちょっとだけ移動しようと思ったんだよ』
警官『ここでいいです
すぐに終わりますから
』俺『わかったよ すぐ怒んなよ 俺だって暇じゃねーんだよ ホレ
』免許証を警官に渡す俺
後部座席でキップの作成を始める警官
俺『お巡りさん ○○買ってくれない?』
警官『いらないです』
顔をこっちに向けずキップを作成しながらの警官
俺『あっ そう… いらないかぁ…
お巡りさんのお客さん多いんだけどなぁ…』
警官『……』
多分 俺の事を面倒臭いヤツと思ってる
俺『あっ
そういえば○○さん元気?』警官『○○さんって?』
俺『本部長の○○さん 辞めちゃったの?』
作成していた手が止まり俺を見る警官
警官『○○本部長…
』俺『腰とか肩とか大丈夫かなぁ… どう? 元気なの?』
警官『…いや …ちょっとわからない…』
俺『うちの商品は高いけど腰とか身体には優しいからね~
』警官『…あの …本部長もツッチーさんのお客様…』
俺『えっ? 何 言ってんの?
今の時代 個人情報ペラペラ話すワケ無いじゃん
』警官『……』
俺『神奈川県は事件も事故も多いから○○さんも大変だろうなぁ…
シートベルト違反で面倒臭いヤツもいるしな

』警官『いやいやいや
面倒臭いなんて…』俺『まぁ いいや
時間かけちゃって悪いね』警官『大丈夫です ハイ』
俺『お巡りさん 今 何歳?』
警官『26才です』
俺『若く見えるねー
(老けてんなぁ 30後半かと思ってた
) 独身?』警官『独身です』
俺『彼女は何人いるの?
』警官『…いないです』
俺『(だろうな
)そーなんだ… お巡りさん いい男なのにねー
』警官『いや…そんな事は
』何、照れてんだよコイツは

顔はキングオブコメディの【今野】ソックリ

俺『○○さんに紹介してもらえばいいじゃん
』警官『と
とんでもないです
』俺『じゃあさ これも何かの縁だからさ

お巡りさんが結婚する時に婚礼用で二人分買ってよ
』警官『ハイ
是非
』俺『先の話しだからって今、適当に返事ってのは無しだよ
そーいうテキトーなヤツって本当に嫌いだから
』警官『ほ
本当に買いますよ
』俺『じゃあ このキップに【婚礼用の○○を買います】って書いてよ
』警官『はい』
キップに本当に書き込む警官
キップと俺の名刺交換をして車から降りる警官
心無しか 疲れきった表情の警官
俺『○○まで買ってもらう約束までさせちゃって申し訳 無かったね
』警官『いえ… 何か… 僕の対応が悪くて…』
ヤッパ県警のTELと本部長の話しで かなり参ってるのがわかる

俺『もしもの話しだけどさ
』警官『はい』
俺『もし○○さんに会う事あったら 今野さんの事 メチャ誉めとくよ

一生懸命 仕事して素晴らしいお巡りさんだったって言っとくよ
』警官『あ
ありがとうございます
つか、今野じゃなくて○木です
よろしくお願いします

』俺『会ったら本当に言っとくよ
じゃあ
』次回 最終回
