優勝は 新山 響平 選手‼️

おめでとうございます✨





函館競輪場を舞台に開催された開設69周年記念「五稜郭杯争奪戦(GIII)」は、
6月25日に最終日が行われた。昼開催となった今シリーズ。決勝は南関ラインが
主導権を握った。7番手からまくった新山響平が、前団を仕留めて優勝。16年7月の
当所以来、通算2度目の記念制覇を遂げた。また、「レインボーカップチャレンジ
ファイナル」は、磯川勝裕が一発勝負制し、2着の上野優太、3着の山口敦也までの
上位3選手が、A級2班への特班を決めた。


4日制の記念では、デビュー最速となる1年20日での優勝を飾った同じ函館のバンクで、
新山響平が2度目の記念Vを遂げた。
「まくりですけど、本当にうれしい。獲れて良かった」
単騎の南修二、目標のない諸橋愛がいたが、実質的には南関勢との2分戦。
渡邉雄太の上昇に、新山はちゅうちょせずに7番手まで下げ、反撃の機をうかがった。
「(別線が来るのが)遅かったら突っ張るし、早かったら引いてカマシと思ってた。
結構、緩むところがなかったんで、すぐに引けるかなっていうのがあった。ジャンで
1回カマそうとしたけど、ペースが上がってた」
赤板の2コーナーで車間を切った新山だったが、渡邉がペースを上げて逃げると腹を
くくってまくりに構えた。
「自分が行こうと思ったら、南さんが(仕掛けて)行くモーションだった。だから、
そこを目がけて行った」
最終ホームで目の前の南が踏み込む。小埜正義も番手から出るが、抜群の加速を
見せた新山のスピードが鈍ることはなかった。
「連日、あれで抜かれているので、緩めないようにした。ダービー明けからBですけど、
(ナショナルチームの練習を)一緒にやらせてもらっている。それで明らかに踏み出しが
良くなっている」
初めての記念制覇から3年。その間も北日本をけん引し、多くの優勝者をラインから
輩出した。
「まずは(競技と競輪の)両立ですね。(競輪は)自分は先行でやっていかないきゃと
思っている。自分が勝てない時は、後ろの人がっていうのはある。後ろの人が助けて
くれて、持ちつ持たれつですよ。北日本の自力でやっている先輩方をお手本にして
やってきます」
5月からトレーニング環境を変えて、世界に羽ばたこうとしている新山には2度目の
記念Vが励みになろう。

新山マークの守澤太志が、意地で後位をキープ。最終3コーナーでは諸橋に
絡まれながらも、激しい2着争いに勝った。
「自分はあの展開で2着を死守できたんで良かった。新山が一番、楽そうでした
からね。もう(新山の踏み出しに)絶対、遅れないようにしようと。それに
地元地区っていうので、自分も気持ちが入っていた」

近畿でただひとり優出した南修二は、6番手から最終ホームで踏み込む。新山には
屈したが、番手まくりの小埜をねじ伏せ、諸橋との直線でのつばぜり合いにも
踏み勝った。
「なにも考えてないって言ったら語弊があるけど、緩んでても緩んでなくても
行くとこで行かないとって思ってた。それが自分のなかであそこでした。あれで
勝ってたらいいんですけど、勝ててないので力不足です」

レース経過
号砲で新山響平がゆっくり出て、スタートを取る。新山には守澤太志-齋藤登志信が
付けて前受け、中団に単騎の南修二、諸橋愛-稲村好将が収まり、渡邉雄太-
小埜正義-内藤秀久が後攻めの並びで周回を重ねる。
赤板前の4コーナーから渡邉が一気に踏み込んで先行態勢を取る。諸橋、南の順で
乗り換え、新山は7番手まで下げる。後続の動きを確認した渡邉は打鐘から徐々に
ペースを上げる。一列棒状のまま最終ホームを迎えると、単騎の南が6番手から
スパート。これを追いかける形から新山はさらに外をまくり上げる。小埜も
番手まくりで応戦するが、3コーナーで豪快に前団を飲み込んだ新山がそのまま後続を
突き放して圧勝。3年前の当地以来となる2度目の記念制覇を果たした。3コーナーで
諸橋にからまれながらも懸命に新山を追った守澤が2着をキープした。ロングまくりの
南が3着に入った。









ではまた祭花火祭花火祭花火祭花火