優勝は 中川 誠一郎 選手‼

地元優勝 おめでとうございます✨





ケイリンメールマガジンを読んで参考に………🌠





久留米競輪場で開催されている、熊本競輪開設68周年記念「火の国杯争奪戦(GIII)」は、
10月21日に最終日が行われた。激戦の決勝は、8番手からまくった中川誠一郎が、異次元の
スピードを見せて優勝。2年ぶりに地元記念を制覇した。また、一発勝負で争われた
「KEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)」は、佐々木豪がまくって快勝した。

「1年で1番気持ちの入る大会」。地元の冠の付いた大一番に集中力を最大限に研ぎ澄ました。
ゴール寸前で平原康多をとらえての優勝。劇的なドラマの演出に会場は大いに沸いた。
中川誠一郎が主役の座を全うし、2年ぶりの地元記念V奪還に成功した。
「平原がまくった勢いで行って、直線勝負だなと。抜いた感覚もわからなかったし、
ビジョンを見ても優勝したかわからなかったです。敢闘門に帰って来てから、みんなに
言われて確信しました。これで(記念の優勝は)今年3つ目。記念はすごい良い成績を
残せています」
準決では新山響平にまくりを合わされる苦しい展開も、
「いつもなら飛んでいるんですけど、気持ちで」と懸命に踏み続けて3着。
「あの準決を凌げたのが大きい」。窮地を乗り越えたことで、決勝は冷静に組み立てた。
初手で想定外の後ろ攻めとなったが、動かずに戦況を見極める。
「スタートで、みんなが出てびっくりしました。中団は取れるかなと思っていたけど。
でも、結構冷静でしたね。一瞬切るか迷ったけど、新山のやる気が伝わってきたので
動かなかった」
中川の予想通り、前受けの新山は横山尚則を突っ張って先行策に出る。中団から再び
仕掛けた横山が不発に終わると、番手の平原が自力に転じた。
この動きに中川はすぐさま反応。溜めた脚力をバックから一気に爆発させる。
上がりタイム10秒8の好ラップで別線を力でねじ伏せた。
「神山(雄一郎)さんが離れているのも見えていたし、平原がまくっていくのも
見えていました。勝負はここしかないと。ギリギリでしたね」
熊本地震から2年半。ホーム熊本バンクの再開の日を待ちわびながら、
上位との激しい戦いを続ける。
「まだ熊本を走るまで時間はかかる。そこまでが復興なので。その日まで食らい付いて
いきたいですね。今年のビッグはあと競輪祭だけなので。そこに向けてやっていきたい」
中川の走りで、地元の熊本は再び元気をもらったことだろう。
今年も最後まで全力を尽くして、故郷を盛り上げる。

目標が不発となった平原康多は、3コーナーから自力に転じてまくり上げる。
佐藤慎太郎のブロックも乗り越えて先頭に躍り出たが、ゴール直前で中川の快速に屈して準V。
「横山に全部任せていました。(突っ張られた)横山を入れたのは自分の判断。
ダメだったら、自分で行こうと思っていました。中川さんはサラ脚だったし、スピードが
違いましたね。(佐藤)慎太郎さんとぶつかって、スピードが死んでしまった。
(勝てなかったのは)その分ですね」

芦澤大輔が平原に続いて3着。確定板入りを決めるも、笑顔はない
「初手は関東勢にとってすごく良いポジションだった。でも、中川さんが切らない
選択肢をもっていることに我々が気付くのが遅かったですね。新山君も強いですから
(中川さんが切らなければ)あの形になりますよね」

新山響平は想定通りの展開をメイクしたが、別線に飲み込まれて6着。
「あそこ(赤板の2コーナー)で突っ張らなかったら、終わるので。突っ張りも含めて
前を取りました。悪くないペースだったと思うけど、自信がないから踏み過ぎたのかも。
もっと練習をしないとダメですね」

「(突っ張りが)結果的に後手に回された」とは横山尚則。
「もっと早く頭の中を切り替えられたら良かった」とレースを振り返った。


レース経過
号砲で佐藤慎太郎が出て、目標の新山響平を迎え入れる。新山-佐藤-和田圭が
前団、中団に横山尚則-平原康多-芦澤大輔-神山雄一郎が収まり
後方に中川誠一郎-小倉竜二の並びで周回を重ねる。
赤板で誘導員との車間を空けた新山が後ろの動きを警戒し、2コーナーから
踏み上げた横山を突っ張って出させない。横山は4番手の位置に戻り、中川は8番手のまま
最終ホームを通過。打鐘前からハイピッチで飛ばす新山を横山が2コーナーからまくるが、
車はほとんど進まない。3コーナーから自力に転じた平原が北日本勢を一気に抜き去るが、
後方でためていた中川がまくり追い込みで外を強襲。平原をゴール寸前でとらえた。
平原が2着に入り、懸命に平原を追いかけた芦澤が3着。







ではまた花火祭花火祭花火祭