優勝は 山田 英和 選手花火花火花火

地元優勝 前回から連続優勝

ダービー 前に弾みがついたか⁉


ケイリンメールマガジンを読んで参考に……花火花火花火


武雄競輪開設68周年記念「大楠賞争奪戦」が4月12~15日の日程で開催された。
優勝は山田英明。北日本コンビを強引に叩いた松川高大の気迫に応える
番手まくりで9度目の参戦にして、悲願の地元記念初優勝を飾った。山田の
GIII優勝は3月小松島以来、2度目。来月1日から平塚競輪場で開催される
「日本選手権競輪」に弾みをつけた。なお、S級ブロックセブンは伊勢崎彰大が勝った。


山田英明がついに地元で男になった。初日からメインの12Rに抜てきされた今シリーズ。
「やっぱりモチベーションが違う。周りも意識してくれるし。今までは荒井(崇博)さんが
メイン。そのなかで僕は結果がついてきてなかったので」。準決勝まで3日間、12Rを
走り続けると、9度目の挑戦で地元記念初優出。迎えた決勝戦でも主役の座は譲らなかった。
「おかげさまで優勝することができました。松川君の気持ちもすごく嬉しかったし、
園田さんが3番手をしっかり固めてくれると信じていたので走りやすかった。あとは
展開でしっかり判断していこうと思っていました」
勝ち上がりで3日間、番手を回った経験が決勝戦でも生きた。松川高大が最終ホームで
阿部拓真を叩くと、後ろの動きを冷静に確認して3コーナーから踏み込んだ。
「2回目見たときに村上さんが迫っていたので腹をくくって行った。出し惜しみせずに行って、
あとは2着でも3着でもいいと思っていました。ラインのおかげですね。自力じゃなかなか。
ありがたいです。今回は4日間、12Rにしてもらって、そのなかで勝てたのは嬉しい。期待に
応えられれば道が開けると思っていたので」
来月1日から開幕する「日本選手権競輪」へ向けて、ムードは最高潮。「ダービーは違う
緊張感だと思うし、しっかり切り替えて。気持ちをリセットして練習を組み立てて、
ダービーに調整していきます」。大きな目標に向かって、山田は走り続ける。

最終ホームで園田匠と村上義弘がからむと、阿部マークの小松崎大地が山田後位に
スイッチ。村上との併走も制して、2着に食い込んだ。
「(阿部が)すごい。気持ちが強いですね。あのメンバーで主導権を獲るのは
なかなか難しい。簡単そうに見えますけどね。拓真の頑張りに尽きます。それだけですね」

村上にさばかれ後方になった園田匠だったが3コーナーから内を盛り返して3着に。
「脚には余裕があったけど、ホームで村上さんが構えているのが見えたので、
俺のところだろうなと。そこからは『ヒデ(山田)抜かれないでくれ』と思いながら
走っていました。お客さんには迷惑をかけたけど、とりあえずヒデが勝ってくれて
よかったです。俺のせいで抜かれたら申し訳ないので」

前に小松崎に入られた村上義弘はバックから仕掛けたが4着。「最後は脚がなかった。
でも力勝負はできたので。次また頑張ります」とレースを振り返る

ホームで園田と村上がからむのを見てしまった和田真久留は仕掛けが遅れて巻き返し
届かず。
「ホームで村上さんの動きが目に入ってダメでしたね。けっこうあおりがあったので。
それを乗り越える能力がなかったのと、もうちょい早めの仕掛けをしないといけないと
いうこと。これが(地元の)ダービーじゃなくてよかった」

九州の先頭という大役を務めあげた松川高大は「合わされた感じだったけど、あそこは
気持ちで出切った。ヒデさんの優勝でよかったです」と山田の優勝を手放しで喜んだ。


レース経過
号砲で出た内枠3車の中から和田真久留が誘導後位に入り、山賀雅仁。村上義弘-坂口晃輔、
松川高大-山田英明-園田匠、阿部拓真-小松崎大地で周回を重ねる。
上昇した阿部が赤板手前で松川に併せると、3番手から村上が動いて誘導を降ろす。九州勢を
警戒しながら、阿部がその上を踏んで先行態勢。しかしながら、北日本勢に続いた松川も
打鐘で巻き返す。両者の先行争いは、最終ホームで松川が出切って主導権を奪う。松川に
山田が続くが、園田は村上に阻まれて連結を外す。その間に小松崎が山田後位にスイッチ。
園田をさばいた村上が2コーナーからまくりを打つが、松川の掛かりも良く村上は3番手で
小松崎と絡んでバックを迎える。逃げる松川との車間を詰めながら山田が番手から出る。
村上は小松崎に張られていっぱい。園田は内を進出して、小松崎後位にとりつき直線へ。
番手まくりで抜け出した山田が、そのまま先頭でゴールを駆け抜けて地元V。山田に
切り替えた小松崎が2着に流れ込む。小松崎のインを伸びた園田が、村上に踏み勝ち3着。





ではまたグラサングラサングラサングラサン