優勝は 三谷 竜生 選手

おめでとうございます照れ照れ照れ



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玉野競輪場を舞台に開催された開設67周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)」は、
3月11日に最終日が行われた。地元の中四国勢が主導権を握った決勝は、三谷竜生が
4番手からのまくりでV。全日本選抜(GI)を挟んで3場所連続の記念制覇を遂げた。
また、「第111回生ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞)」は、圧巻の逃走劇で南潤が
制した。


ダービー王の三谷竜生にとっては、3場所前の高松が遅すぎる記念初V。続く全日本選抜の
あとは、地元の奈良記念を制覇。勢いに乗る三谷が、今年3度目の記念優勝を飾った。
「自分のやることは変わらない。それで結果(記念3場所連続優勝)が出ているのは
いいことです」
赤板手前で取鳥雄吾を押さえる。三谷ラインに九州コンビが続き、山中秀将も叩く気配が
ない。三谷が別線にプレッシャーを与えて、レースの流れを支配した。
「(取鳥が)前を取ったので、早めに押さえた。あとはほかの人の動きを見ていた。
柏野(智典)さんが(取鳥と)空いてたけど、しっかり力勝負と思ってたんで1回
引きました」
取鳥が打鐘の3コーナーから巻き返すと遅れ気味の柏野、堤洋まで受けて4番手。三谷は最
終2コーナー過ぎにまくり上げた。
「あの位置で見てしまって、後ろから(別線に)来られたら面白くない。(準決の)
失敗もあったんでしっかり行きました」
柏野のけん制を乗り越えると、取鳥に直線の入り口で並んでそのまま後続を突き放して
優勝。
「駆けるつもりもあったんで、自分の態勢が整っていた。レースが小さくなると結果も
出なくなってくるんで」
昨年7月に落車に見舞われろっ骨を骨折。ダービー制覇後は復調にも手間取り、優勝から
遠ざかった。それでも攻める気持ちを忘れず、自身のスケールを縮小することなく
ここまでたどりついた。
「(ルーキーチャンピオンで)南(潤)があんだけいいレースしているんで、自分も
若手の刺激になるように。GI、IIでもしっかり結果を残せるようにしたい」
昨年9月に三十路に突入。あとに続く若手を意識しながら三谷は、近畿唯一のS級S班の
重責を全うする。

打鐘の4コーナーで主導権を奪った地元の取鳥雄吾は、「一瞬、夢をみました」と、
逃げ切りを図るも2着。
「あんだけ柏野さんにやってもらったけど、まだまだですね。記念の決勝ですから、
あの展開というか残り1周まで駆けてないっていうのはなかなかないことなんで…」

三谷マークの志智俊夫は、最終2センターで柏野に大きくもってこられてワンツーならず。
3着を悔やむ。
「(三谷との車単)1番人気に応えられなくて悔しい。引っ掛からないように避けたけど、
それ以上に柏野君が来た。三谷君は脚にも余裕があるし、完全に(レースを)支配して
いた」

取鳥の踏み出しに遅れた柏野智典は、最終1センターで追いつくも脚力をロス。課題を
あげて反省する。
「自分の得意パターンじゃないけど弱いっすね。現状であの(取鳥の)ダッシュに
ピッタリ付いていくっていうのは…。そのあとも慌てずに追いかけなきゃよかった。
(中四国地区の)若手がどんどん出てくるから、頑張らないと。僕が弱くて迷惑を掛けて
しまう」

レース経過
周回は取鳥雄吾-柏野智典-堤洋-山中秀将-福田知也-井上昌己-園田匠-三谷竜生-
志智俊夫の並び。
青板バックから三谷が上昇すると、取鳥は誘導員を残してホームで車を下げる。
九州コンビまで前に入れたが、取鳥は5番手で山中と併走。取鳥を締め込んだ山中が
勢い余って園田の内に差し込むと、そこを3コーナーから一気に取鳥が踏み込んで
4コーナーで先頭に立つ。離れながらも追走した柏野に堤も続くが、4番手の三谷は詰めた
勢いで2コーナーからまくって来る。柏野は三谷を止めきれず、今度は番手の志智を
飛ばしに行ったがこれも叶わない。粘る取鳥を直線でとらえた三谷が1月高松から3連続の
記念優勝。柏野の内を踏んだ堤にもからまれた志智は口が空き、2着には逃げた取鳥が
粘った。





ではまた花火花火花火花火花火