優勝は三谷 竜生 選手

おめでとうございます✨



ケイリンメールマガジンを読んで参考に……流れ星流れ星



高松競輪開設67周年記念「玉藻杯争覇戦」は2月4日に最終日を迎えた。決勝戦では
2日目から見違えるような動きを見せていた三谷竜生と松浦悠士に任せる
地元コンビが激突。レースは逃げる松浦後位から香川雄介が番手まくりに出たが、
2コーナー、7番手から仕掛けた三谷が力で飲み込み記念初優勝を飾った。なお9Rに
行われたS級ブロックセブンはホームからまくった稲毛健太が制した。

2日目、優秀戦での今年初勝利から三谷竜生の気配は一変した。準決勝でも上がり
11秒2の好ラップで突破すると、決勝戦でも地元勢の気迫を力でねじ伏せた。
昨年5月京王閣ダービーでのGI優勝はあったが、記念はこれが初優勝。
決勝戦12度目の挑戦でようやくつかんだ勝利だ。
「レースはああいう展開にもなるかなと思っていた。自分は行けるところから行こうと。
ただまくり追い込み的な仕掛けになったので、もう少し早めに行ければよかったかな。
(S班として結果を出せて)そこはよかったと思う」
ダービー優勝のあとは7月福井記念の落車でろっ骨を骨折。復帰後もなかなか成績は
上がらなかったが、「ずっと練習はしていた。練習の調子自体は悪くなかったので」。
我慢して練習だけは続けていた。
「どこかかみ合わない部分があったけど、今回はかみ合ってくれてよかった。
(大宮記念のあとに行った)石垣島合宿でいい感じに練習はできていた。
街道合宿だったんで、初日は感覚の違いがあったけど調子自体は悪くなかったので」
ようやく歯車がかみ合った。「次も結果を出せるように。しっかり頑張ります」。
中3日で迎える今年最初のGI、全日本選抜を前に三谷が最高の弾みをつけた。

近畿ライン3番手からスピードを殺さず4コーナーで内に切り込んだ南修二が
中割り鋭く2着に食い込んだ。
「もう勝負どころだったんで。誰かが(内に)入って来るかもしれないし、
シビアかもしれないけどスピードを殺さず行きました。最後は脚力ですね。
脚がないんで、また練習します」

松浦の頑張りに応えてバックから自力に転じた香川雄介だったが結果は3着。
悲願の当所記念初優勝はならなかった。
「松浦は先行すると言っていたけど、三谷も仕上がっているからいつもどおりの
レースをしてほしかったけどね。あれだけ行ってくれたから次は俺の出番。
三谷が見えたから思い切り行ったけど…。悔しいですね。こん身のまくりは放ったつもり。
一瞬、夢見ましたけど残念です」

諸橋愛はホームで佐藤慎太郎にすくわれたのが痛かった。立て直して近畿勢を
追う形から鋭く伸びたが4着まで。
「俺も競ろうと思っていたけど、慎太郎さんが行ったので頭を切り替えて。
松浦が駆けたら1車でも行くだけ行ってみようと思っていた。車間を切って
まくる体勢を取ったらしゃくられて…。そういう展開にならず残念です」

三谷追走の山田久徳にもチャンスのある展開だった。
「経験不足ですね。めっちゃ強かった。(2センターでは)内もいっぱいいたし、
外からでもあれを抜かないと。竜生が優勝してよかったです」

初手は三谷後位でジカ競り。松浦の動きに乗り換えると、番手まくりの香川に
内からスイッチした佐藤慎太郎だったが直線で最内を伸び切れず。
「(競ったのは)竜生が突っ張ったら、もう出番がなくなるので。(諸橋)愛ちゃんと
からんでいてもしかたないから、行けるところまでって感じで行きました。
しゃーないですね」


レース経過
号砲と同時に三谷竜生が勢いよく飛び出してスタートを取る。山田久徳-南修二が続いて
近畿勢が前受けとなるが、初手から佐藤慎太郎-大槻寛徳が三谷の後位で外併走。
その後ろに単騎の諸橋愛が収まり、後方に松浦悠士-香川雄介-池田憲昭の中四国勢の
並びで周回を重ねる。
赤板前の4コーナーから松浦が上昇すると、三谷は誘導員を残して車を下げる。
単騎の諸橋が続き、佐藤も切り替える。7番手となった三谷を警戒しながら松浦が
打鐘から徐々に踏み込んで主導権。佐藤はホーム前に内をすくって諸橋から
4番手を奪うと、さらに1車上げて3番手を取る。三谷は2コーナーからまくり上げる。
これに合わせて香川が番手まくりを打つが、スピードで上回る三谷が力でねじ伏せて
優勝を飾った。2センターで山田の内に進路を取った南がゴール寸前で香川を交わして
2着に入った。


次回は全日本選抜競輪 特別競輪 四日市競輪場






ではまた花火花火花火花火花火