優勝は 村上 博幸 選手

おめでとうございます‼


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大垣競輪場開設65周年記念「水都大垣杯(GIII)」は、11月14日に最終日が行われた。決勝は、
2つに別れた近畿勢が真っ向勝負。自力に転じた稲垣裕之の後ろから、村上博幸が差し切ってV。
12年向日町以来、5度目の記念制覇を果たした。また、第9レースに行われたS級ブロックセブンでは、
和田真久留がまくって勝利。見事、ファンの一番人気に応えた。

S班から陥落して約2年。相次ぐ落車や怪我でグレードレースの優勝から遠ざかっていた村上博幸。
それでも、ひたむきに努力した成果が、大垣の地で現れた。
「GIの決勝も目標にしていますけど。最近の目標がGIIIの優勝だったので、本当にうれしい。
優勝は(12年の)向日町記念以来ですね。SSを落ちてからチャンスがなくて。落車も多いですけど、
踏ん張れたのは周りの先輩、後輩のおかげだと思います。4日間納得いく走りができました」
大挙6人が勝ち進んだ近畿勢。決勝は二つのラインに別れて優勝を目指した。信頼できる仲間達の
力勝負を嬉しく思いつつ、巡ってきたチャンスをしっかりとつかんだ。
「6人で決勝に乗れたことが、一つ嬉しかったですね。僕的に(三谷)竜生はダービー王ですし、
勝てるように走ってくれればと思っていました。稲垣(裕之)さんも、どんな展開になっても対応すると
思っていたので、追走だけ心がけて。竜生が格の違いを見せてくれたし、シビレましたね。
稲垣(裕之)さんも対応してくれて、チャンスが巡ってきました」
ハイスピード化が進む競輪界。村上も、その流れに取り残されることなく進化し続ける。
「マーク屋ってのは、今の時代ではない。解説の人も言っているくらいですし、タテ脚を磨いて
勝負しないと。楽に回っても差せないと優勝できないですからね。まくれる脚とかも付けていきたいですね」
次は、いよいよ今年最後のGI・競輪祭。ムード最高潮で大舞台に臨む。

稲垣裕之は、村上に交わされて準V。しかしながら、村上と同様に、後輩達の熱い走りに満足げ。
「決勝は近畿が2つに分かれて戦って。お互いが力を出し切ったことが、まず幸せです。(石塚)輪太郎と
竜生も力勝負をしてくれて、とても嬉しかった。ただ、小松崎(大地)が来ていたし、後ろに
村上君も付いていたので。竜生の頑張りを無駄にしないためにも、早めに踏ませてもらいました。
村上君が強かったです」

大外をまくり上げた小松崎大地だったが、稲垣のまくりを乗り越えられず3着まで。
「近畿がやり合う流れになって。展開は向いたけど、自分の力不足ですね。稲垣さんに合わされて
しまったのも痛かったです」

三谷竜生は持ち前の強気な組み立てで、別線の石塚と真っ向勝負を演じた。
「(近畿が2つに分かれて)やりづらさはなかったです。後ろの2人がワンツーを決めてくれて、
最低限の仕事はできましたね。調子も問題ないです」

記念の初決勝に臨んだ石塚輪太郎だったが、結果はシンガリ負け。
「思ったより早くレースが動きましたね。自分が踏み過ぎてしまったところもあります。ただ、
自分は先行するしかないですし、完全に脚負けですね。今度は、もっと良い着が取れるように」

成清貴之は、思い描いた展開にならず4着まで。
「石塚君がいくと思っていたので(初手から追走した)。いったところを仕掛けたかったけど、
竜生の巻き返しが早かったですね。流石だね。チャンスがなかった。(上をいかれて村上)博幸のところを
狙い撃ちできればよかったけど」

レース経過
スタートで佐藤慎太郎がポンと飛び出し、小松崎大地-佐藤が前団に構える。以下は三谷竜生-稲垣裕之
-村上博幸、石塚輪太郎-東口善朋-高間悠平に単騎の成清貴之で周回を重ねる。
青板のバックで動き始めた石塚は、合わせて出た三谷を強引に押さえ込んで赤板で主導権を握る。
東口-高間に成清まで出切り、三谷は5番手、小松崎が一本棒の8番手で打鐘を迎える。反撃の
タイミングをうかがった三谷は3コーナーから巻き返すが、石塚も合わせて両者の叩き合いで最終回。
石塚の抵抗に脚を使った三谷はいっぱい。後方からまくった小松崎が迫ると、稲垣は自力に転じて
2コーナーからまくり上げる。稲垣がバックで前団をのみ込んで村上の追走。小松崎のまくりは
村上の横までで、京都コンビに切り替えた成清は東口にからまれる。優勝は京都の2人に絞られ直線。
押し切り図る稲垣を村上が直線半ばで交わしてV。2着に稲垣、小松崎が3着に入る。




ではまた流れ星花火流れ星花火流れ星花火