優勝は 渡辺 一成 選手

おめでとうございます‼

勝てない競りに助けられ……

浅井 選手が先に切るか、岡村 選手が先に動いた瞬間に動くのを深谷 選手が止めるべきだった‼

作戦なくただ走っていただけのボンクラレース‼

中部勢は頭を使う使うべきだったムキームキームキー

グランプリ確定組の勝利で賞金枠が四人に増えた‼

残る指定席は競輪祭 1席‼


ケイリンメールマガジンを参考に………🌠


前橋競輪場を舞台に開催された「第26回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
(GI)」は、10月9日に最終日が行われた。決勝は新田祐大、渡邉一成のS級S班の2人に
成田和也が加わった福島勢と、深谷知広が先頭を務める愛知トリオの激突に注目が
集まった。レースはインを切った浅井康太がそのまま先行策。3番手からまくった新田を
渡邉が直線で交わして優勝。8月の地元オールスターに続くGI連覇で、優勝賞金2890万円
(副賞含む)を手に入れた。

昨年、2月の全日本選抜で新田祐大の番手から、念願の初タイトルを獲得した。2度目の
GI制覇となった8月のオールスターに次いでのGI連覇も、タッグを組んだ新田祐大の番手。
通算3回のGI制覇は、すべて前に輪界最強の新田がいた。
「すべて新田君の後ろからのレースなので、彼の走りに尽きるかなと思います。今回も
そうだったんですけど、前後っていうのは(新田と)必ず話して決めている。どっちが
前でもいいレースができるように。この恩を忘れずに、これからもずっと走って
いきたい」
岡村潤が愛知勢を分断に出ると、それに反応した浅井康太が切って先頭に立つ。新田は
すかさず3番手に追い上げて、深谷知広は6番手。新田の瞬時の判断が渡邉をVに導いた。
「(新田が)叩かれてから浅井君がインを切ったところをしっかり追い上げてくれたし、
深谷君のまくりに合わせてタテに踏んでくれた。すべて新田君が動いてくれたんで、
僕は安心して付いているだけだった」
同県の後輩というだけでなく、新田はナショナルチームで苦楽をともにする
チームメイト。渡邉の信頼も厚い。
「本当に新田君もキツかったと思うけど、連日いいレースをしている。ナショナル
チームの(練習の)疲れがあるなかで、限界以上の走りをしてくれた。僕も気持ちで
負けないように走っていた」
最終ホームから新田がまくり上げると、外にいた愛知勢とからまずに渡邉が追走。
成田和也まで福島3車が出切った時点で勝負あり。
内から新田をとらえたオールスターでは、「ブサイクなレース。スッキリしない
勝ち方だし、新田に申し訳ない…」と、笑顔はなかった。それだけに新田の外に
持ち出しての追い込みは、結果は同じでも前回とは違う勝利の味だろう。
「11月の頭には(競技で)ワールドカップがあるので、まずはそこに備えて調整をして
いく。競輪祭のあともワールドカップがあるので、(今年の競輪は)競輪祭とグランプリ
だけです。連日、ナショナルチームがいい動きをしていると思う。僕もダイナミックな
走りとスピードあるレースを競輪祭とグランプリでしたい。ナショナルチームという
インパクトを与えられるように」
競技との兼ね合いで多忙を極めるなかで、年内残された出場機会はあと2つ。北京、
ロンドン、リオと五輪3大会連続出場の渡邉が、日本代表のプライドでGI3連覇に挑む。

新田祐大はオールスターに続いての2着。それでも福島ラインで上位独占したレースを
満足そうに振り返る。
「浅井さんが切りに行ったので、すかさず行かなきゃと思った。前まで行くかは悩み
ましたけど、その時のスピードと場所で。(中団にライン)3人入ったのが見えたんで、
あとは深谷に合わせて出てくだけ。バック過ぎに来てるのが見えたので、あとは合わせて
出て行けば。浅井さんの踏み返しはあっても、自分の力を信じて踏めば決まると思った」

3番手の成田和也もきっちりと続いて、今年2度目のGI表彰台にあがった。
「新田が本当にいいレースをしてくれたおかげで決まりましたね。相手の出方はあるけど、
新田の判断に。(岡村のイン粘りで)あれでいい形になったんじゃないですか。新田も
あそこで構えないでよかった。2人ともいいダッシュで、付いて行けてよかったです」

別線勝負だったとはいえ、中部勢にとっては厳しい結果となってしまった。新田に
合わされた深谷知広は、「(岡村が)想定外。下げてからも仕掛けるタイミングが
なかった。失敗です」。

イン切りからそのまま主導権を握る形になってしまった浅井康太は、9着大敗を喫した。
「残念ですね。椎木尾(拓哉)は先行なし、まくりなし、バックなしの僕に付いてくれた
んで、前々に踏んでと思った。後方でガシャガシャして、まくれずでもね。赤板ホームで
スクリーンを見たら(3番手に)新田が見えたので流して駆けた。次は負けないように
鍛えて来ます」

レース経過
号砲が鳴ると、渡邉一成が誘導員を追って正攻法の位置へ。そこに新田祐大を迎え入れ、
渡邉後位には成田和也が続く。以下隊列は、単騎の岡村潤、浅井康太-椎木尾拓哉、
深谷知広-吉田敏洋-金子貴志の並びで周回を重ねる。
青板前から深谷が上昇。岡村は深谷に合わせて踏んで前に出ると、押さえにきた
愛知勢の番手で粘った。これを見た浅井は、深谷を青板の3コーナーで叩く。別線の
動きを確認しながら先行策に出た。新田は浅井ラインを追うと、口の空いた3番手に
降りて位置を確保。打鐘の2センターから踏み上げた深谷に合わせ、最終ホームから
スパート。あっという間に浅井を捕らえ、最終バックではラインで出切る。番手の渡邉は
別線の動きを確認すると、ゴール前で新田を交わした。3着にも成田が入り、
福島トリオで上位独占の結果となった。




ではまたグラサングラサングラサングラサン