優勝は小倉 竜二 選手

久しぶりの優勝おめでとうございます✨



ケイリンメールマガジンを読んで参考に…………🌠



向日町競輪場を舞台に開催された開設67周年記念「平安賞(GIII)」は、9月3日に
最終日が行われた。決勝は地元の近畿勢を相手に太田竜馬がレースを支配。
番手で絶好の展開になった小倉竜二が、追い込んで優勝。05年5月の大垣以来、
7度目の記念制覇を遂げた。また、9レースの「S級ブロックセブン」は、萩原孝之が
シャープな伸びで一発勝負を制した。

「もう獲れないと思った。あとはFIだけと…」
前回の和歌山FIからの連続Vも、小倉竜二はグレードレース制覇から遠ざかること
10年以上。06年2度目の競輪祭(GI)優勝から長い歳月が流れていった。
それだけに超新星、太田竜馬の存在は刺激になったことだろう。
「自分が仕事をするまでもなかった。(太田の)踏み上がりがハンパじゃなかった。
まだまだ強くなりますよ」
早めに稲垣裕之に併せ込んでフタをした太田は、外併走から山降ろしで主導権を
奪取して逃げる。山田義彦を弾いて4番手を確保した稲垣がまくるが、小倉の
ブロックを必要とすることなく3番手の横でいっぱい。あとは四国3車にV争いが絞られた。
「(太田には)まくりも来させない完全なレースして欲しいと思っていた。
出て(先行をして)くれて、自分がなにもしないのは大きい。付いているだけで
いっぱいだった。バックでの踏み直しがすごくて、これではまくりは来れないと思った。
出し惜しみしないで行ってくれたのが、僕の優勝につながりました」
同県の後輩だけに、太田に求めるものは大きい。その大仕事をやってのけた後輩を称えて、
小倉は目を細める。が、自身は最悪の展開が頭をよぎり、ジョークまじりにこう続ける。
「あれはハコ3(着)のパターンやね。2センターからはどこまで(太田に)迫れるかと、
香川(雄介)さんに抜かれないか。抜かれてないっていうことは調子がいいのかも
しれない。得意パターンが出なかったんでよかった(笑)。大垣以来の記念優勝も
うれしいけど、連続優勝だったんでうれしい」
デビューから3年半、23歳でGI制覇を飾った小倉も気がつけば41歳。しかしながら、
ファンを魅了してやまない追い込みは健在。20も離れた太田とともに、3度目の
GI制覇へこれからも変わらず歩みを進める。

稲垣にかぶりながらも、香川雄介はしぶとく差し脚を伸ばして2着。
「太田が強かった。ジャンからすごい踏み上がっていった。めちゃくちゃ
掛かっていましたよ。自分のタイミングで踏めれば良かったけど、稲垣君が
横にいたんで踏めなかった」

四国上位独占の立役者、太田竜馬は、7月の地元の小松島記念では悔しい思いを
していただけに笑顔で汗をぬぐう。
「主導権を取るつもりでいました。(四国の)誰かが優勝できればと。ああいう先行を
記念(の決勝)でできて良かった。自分のペースでポイント、ポイント踏んだ。
もうゴール前はいっぱいだった」

打鐘の2センターで単騎の山田をさばいて中団を取った稲垣裕之のまくりは、
逃げた太田に踏み直されて不発。
「地元の意地が見せられなかった。しっかり位置を取って仕掛けたんですけど、
太田君の先行力が上回っていた。自信をもって仕掛けていったんですけど…、残念です」


レース経過
号砲が鳴ると、和田健太郎が飛び出して誘導員後位へ。近藤隆司を迎え入れて、
千葉コンビが前団を形成。以下隊列は、稲垣裕之-村上博幸-西岡正一、単騎の山田義彦、
太田竜馬-小倉竜二-香川雄介の並びで落ち着く。
青板の1センターから太田が上昇。稲垣に蓋をしてから、打鐘手前で飛び出して
主導権を握った。稲垣はすぐさま踏み上げると、山田をさばいて4番手を奪取。
近藤は8番手まで車を下げて最終ホームを一本棒で通過する。軽快に駆ける太田に対し、
稲垣は2コーナーからまくり上げる。しかし、太田のカカりがよく車の進みは今ひとつ。
番手の小倉竜二は稲垣を2センターでけん制すると、直線で追い込んだ。小倉に
しっかりと続いた香川が2着。さらに、逃げた太田も3着に粘り、四国勢で上位を独占した。





ではまた照れ照れ照れ照れ照れ