優勝は山岸 佳太 選手‼

記念初優勝おめでとうございます花火花火花火花火


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小田原競輪場を舞台に開催されている、開設68周年記念「北条早雲杯争奪戦(GIII)」は
29日に最終日を迎えた。激戦の決勝を制したのは山岸佳太。赤板から先行策に出ると、
そのまま軽快に風を切って押し切り。107期として、2人目となる記念覇者となった。
また、9Rに行われたS級ブロックセブンは、人気を背負った渡邉雄太が勝利した。

ニューヒーローの誕生だ。開口一番、「まさか1着とは。ありえないですね」と驚きの
表情を見せた山岸佳太。強気な組み立てが、栄光をもたらした。
「(渡部)哲男さんや、岩津(裕介)さんにいかれて、3着かなと思いました。
お客さんには1着と言われたんですけど、引き揚げてきたら、(芦澤)大輔さん達が
水を持って笑顔で待っていてくれて。そこで初めて1着を確信しました」
準決勝では竹内雄作らを相手に逃げた取鳥雄吾を、中団からまくって1着。初の
記念優出を決めたが、心境は複雑だった。そして迎えた決勝戦。山岸の組み立てに迷いは
なかった。赤板から果敢に風を切ると、波を作って別線を翻弄。そして、最後は横一線の
ゴール前勝負を制して初の記念Vを決めた。
「準決勝が不甲斐なくて。言い方はおかしいけど、取鳥に乗せてもらったようなもの。
決勝は、2車でも先行しようと思っていました。S班の渡邉(一成)さんや、
山中(秀将)さんを相手にどこまで粘れるか勝負しようと。神山(雄一郎)さんにも
許可をもらって,波を作って駆けました。理想通りに脚を使わず出られたし、ペースで
うまく駆けられたと思います。後ろの状況はわからなかったです。バックが過ぎて、
あとはゴールまでと思って踏みました」
これで、輪界に新風を吹き込んでいる107期から2人目の記念覇者。吉田拓矢、鈴木竜士と
茨城3羽ガラスと称された最後の一人が、小田原の地で大きく飛翔した。
「(競輪祭の出場権利を取ったが)嬉しいけど、まだまだ実力が伴っていないと
思うので。まだFIでも(決勝で)7、8、9着しかとっていないですし。新山(響平)も、
吉田(拓矢)も上にいるし、少しでも追いつけるように頑張ります。(今後は)GIで
活躍して、最後はヤンググランプリで勝負したいです」

渡部哲男は8分の1輪差届かず準V。「いったかと思った」と悔しがる。
「神山さんの動きも気になって、渡邉一君の気配も感じて迷ってしまった。張りながら、
もう少し早めに踏んでいればいっとったね。まあ、でも楽しかったです。競輪祭の権利を
取れていなかったし、よしとします」

岩津裕介は好位確保からまくるも、山岸に屈して3着。
「1コーナーくらいから詰めていければ、山岸をまくりやすかったけど。神山さんが
うまかったですね。(取鳥)雄吾が頑張ってくれて、決勝に乗れたので。その分も
気合いを入れて走ったんですけど。(渡部と)1、2着の結果なら最高でした」

渡邉一成は、山中をすくい5番手を確保。しかし、それが仇になってしまった。
「ちょっと見過ぎました。5番手の位置が良すぎて。岩津さんは先に仕掛けないと
思って踏んだら、岩津さんに踏まれてしまった。先に仕掛けていれば、山岸君と踏み合い
になっても、(高橋)陽介さんにチャンスがあったと思います。位置が良すぎたっていう
甘さが敗因ですね」

当所が冬季移動先の高橋陽介は、2センターから大外のコースを踏むも、届かず5着。
今年も、小田和記念制覇はならず。
「(渡邉)一成に任せていたし、良いレースでした。先行したら取ってくださいとも
言ってくれていたし、しょうがいないですね。最後は内にいきたかったけど、内にいる
メンバーを見て外を踏みました。しいて言えば、(渡邉一が)止まるのを見てしまった。
それがなかったらもう少し伸びたかも」

すくわれた山中秀将は、結局車を引いて8番手。そのまま見せ場をメイクできず8着に
終わった。
「やられた以上は、引いちゃいけないんでしょうね。立て直して仕掛けたいなと思って
しまって。俺と一成さんでやりあったら、ああなってしまいますよね」

レース経過
渡邉一成がスタートを取り、以下は高橋陽介、河村雅章、山岸佳太-神山雄一郎、
岩津裕介-渡部哲男、山中秀将-渡邉晴智の順で並ぶ。
周回が進み、青板周回で山中が上昇して前を押さえると、赤板前に誘導が退避した。
そこを山岸が叩いて先頭に出ると岩津が続き、渡邉一が上手く内を突いて5番手をキープ。
さらに河村が続き、打鐘が入った所で山中は仕方なく8番手まで車を下げた。一方、
先頭の山岸は徐々にペースを上げていき、最終ホームでトップギアに入れた。山中が
軽快に逃げるなか、岩津が2角から自力まくりを打つとジリジリと番手を上げていく。
その後方から渡邉一も迫って各車で力勝負に。ゴール前は横一線の大混戦となったが、
山岸が末良く押し切って初の記念優出で見事初優勝を飾った。岩津の外を渡部がしぶとく
伸びて2着。岩津は3着となる。




ではまたおねがいおねがいおねがいおねがい