優勝は深谷 知広 選手

おめでとうございます‼


ケイリンメールマガジンを読んで参考に……🌠


新山響平の上昇に合わせて動いた深谷知広は上手く4番手を確保。主導権を握るであろう
ラインを射程圏に収めたかと思ったが、そこを脇本雄太がカマして出ると、ラスト1周で
一気にペースが上がった。「1回(動いて)脚を使ってるのもあって、けっこう
道中キツくて1コーナーが自分のなかで一杯だった」と振り返るが、そのハイスピードに
も動じることはなかった。「そこからはフォームとかうまく切り替えられた。
収穫ですね」。2センター、6番手から外に持ち出すと、前団をゴボウ抜きにした。
上がりタイムは準決勝で原田研太朗が記録した10秒6のバンクレコードタイ。
「(10秒)6となると5を出したかった」と悔しがるが、その表情には確かな手ごたえと
自信が垣間見えた。
「(競技も含め)続いてレースを走ってることがプラスになっている。いい練習になると
思う。全部オールスターに向けて、考えてやってることなので。(今回から使う)
フレームもいい方に出てる。いいところが出てるのは出てるし、あとは乗り方だと思う。
そこは(オールスターで)しっかり出せるように」
好メンバーがそろった決勝戦を制し、11日から開幕するオールスターへ最高の弾みを
つけた。「(ドリームレースは)グランプリの次に重いレース。しっかり結果を
出したい」。初日のドリームレースから深谷の豪快な走りが見られそうだ。

脇本がカマして、伊勢崎彰大は絶好の番手回り。記念初優勝はもうすぐ手の届くところ
まで来ていたが、深谷のスピードが違いすぎた。
「ムリですね。目一杯踏んだもん。優勝かと思ったけど…。俺も気持ち早く出て行けば
だったけど、ワッキーも頑張ってたし。影が見えたから踏んだけど、(深谷は)伸びる
コースだった。ワッキーも俺も力いっぱいやった結果。超イチの先行を実感できたし、
これを後輩に伝えられるって意味では収穫でした」

カマした脇本雄太は3着。ドンピシャのタイミングで仕掛けたが、深谷が強すぎた。
「初手は取れた位置からと思っていました。打鐘のところで、深谷が4番手だと
(まくりは)届かないので、腹をくくって先行しようと。新山を中団に入れられたし、
理想の展開でしたけどね。最後は末を欠いた。バンクレコード(タイ記録)はさすがに
(勝てない)」

新山マークの山崎芳仁は4着に終わった。
「(新山が)ある程度踏んで、誰かしら来ても3番手。来なければ先行という作戦だった。
(あの形なら)みんなにチャンスがあったと思う。最後コースは見えてたけど、響平に
当たるのもね。深谷は響平が浮いてる、そこを目がけて来ましたね」

さすがの原田研太朗も後方8番手に置かれてはなす術なし。
「一番アカン展開。やっぱ、ああなるんすね。新山は出さすんかと思ったし、打鐘前に
相当詰まって、追い上げようかどうしようか迷ってしまった。あのメンバーだし、
やりがいがあって久しぶりに楽しかった。あそこに参加したかったけど、最後方じゃ
何もならんですね」

レース経過
号砲で各車出渋るが、園田匠がゆっくりと出て、目標の原田研太朗を迎え入れる。
初手は原田-園田が前団、脇本雄太-伊勢崎彰大、深谷知広-伊藤正樹で中団を形成、
新山響平-山崎芳仁-佐藤康紀が後攻めの順で落ち着く。
青板周回の2センターから新山が上昇すると、これに合わせて深谷も5番手から踏み上げる。
赤板過ぎに切った深谷を新山が押さえて前に出る。8番手となった脇本は鐘と同時に
一気にカマして主導権を握る。これを受けた新山が3番手に収まり、深谷は6番手、
原田が8番手の態勢で最終ホームを通過。快調に飛ばす脇本に対し、別線の機動型は
なかなか仕掛けられない。新山が車間を詰める勢いで迫っていくが、さらにその外を
踏み込んだ深谷がイエローライン付近を鮮やかに駆け抜けた。脇本の先行に乗った
伊勢崎が直線で追い込んで2着。逃げた脇本が3着に粘り込んだ。




ではまた星空星空星空星空