優勝は村上 義弘 選手

おめでとうございます‼

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小松島競輪開設67周年記念「阿波おどり杯争覇戦」は7月9日、4日間にわたる熱戦に幕を下ろした。
決勝戦は前受けから突っ張る村上義弘を太田竜馬が強引に叩くと、村上は阿竹智史を飛ばして番手を奪う。
2コーナーからまくった村上は後続の追撃を振り切って、今年3月の玉野以来、通算33回目の記念優勝を飾った。
なお9レースに行われた「KEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)」はパーキンスが圧勝。
2009年の初来日から節目となる通算150勝目を飾った。

富山記念からの連戦で連日、「疲れを感じる」と話していた村上義弘だったが、決勝戦では集中力が違った。
「太田君が強いのは分かってるので、年齢に関係なく力勝負をしよう」そう心に決めてレースに臨むと、
前受けから太田を突っ張る。太田に出られはしたが、番手の阿竹智史を飛ばすと2コーナーまくりで勝負の
決着をつけた。
「ポリシーに反するレース。ホッとするけど嬉しさは…。初めて太田君と対戦するのでナメられないように
レースをしようと。(赤板で上がってきた)太田君が様子を見ながら見ながらだったので、1コーナー、
1センターで腹をくくりました」
グランプリ覇者として迎えた2017年。3月玉野記念で優勝したが直後の練習中に落車。復帰2場所目の
5月全プロでも落車の憂き目にあったが、「苦しい時期が続いたけど、練習だけはやってきた」と
腐ることなく自分と向き合ってきた。シリーズ4日間で3走自力で戦うこともめずらしかったが、
決勝戦を含めて自力で2勝。「復活と言われるまでの一歩目です」と村上もホッと胸をなでおろす。
「見苦しいレースになっちゃったけど、またひとつずついいレースを見せられるように。来年もこの
(SS)パンツをはいて走っていたい」
次走のサマーナイトに8月はオールスターも控えている。勝負の後半戦へ強い村上が帰ってきた。

村上にさばかれた阿竹智史だったが、外で耐えると西岡正一をキメてバックから村上を追走。差せば
地元記念初優勝だったが、その願いは叶わなかった。
「単騎の選手をアテにするなとは言っておいたんですけどね。2周なら村上さんは突っ張りますよね。
ああなったらラインが死ぬし自分もきつくなるだけ。しっかり一本棒になるように走れっていったけど。
脚はあるけど、まだまだその辺が足りないですね。でも自分も追い上げられなかったので。コーナーの
ツケマイが難しかった。最後も何とか切り替えたけど一杯でした」

阿竹に割り込まれた西岡正一だが立て直して3番手に続いた。
「もうちょっと外帯線を外しとけば(村上についていけた)。打鐘の村上さんのダッシュがすごかった。
3段階、4段階、全然違いますね。今日は全部村上さんがやってくれました。今年はもう競輪祭の権利は
持ってるので、(この3着は)来年にしてほしい(笑)」

逃げた太田竜馬は6着に沈んだが、地元記念の決勝を経験したことは今後に生きるはずだ。
「今日は行こう(先行しよう)と思っただけ。村上さんのスピード感が突っ張るような感じじゃ
なかったので、すんなり駆けささんように上げよんかなと思った。後ろはわかりませんでした。
まだまだ勝ちにこだわってるとこじゃないし、今回地元記念の決勝を経験できて勉強になりました」

地元コンビの後ろで献身的なアシストを見せた三宅達也は4着。
「村上さんが強かったですね。(ホームで)押し込んだけど金子(貴志)さんも返ってくるし、
しょうがない。最後は(西岡)正ちゃんに勝ちたかったけど、勝てなかったです」


レース経過
村上義弘がゆっくりとスタートを出て、西岡正一-金子貴志が続いて中近勢が前団に構える。以下は、
木暮安由、太田竜馬-阿竹智史-三宅達也、阿部大樹、岩本俊介で周回を重ねる。
5番手の太田が赤板手前から上昇を始めるが、前受けの村上も誘導を降ろしてペース上げる。一度は
突っ張られた太田だったが、2コーナーから再度踏み込んで打鐘の3コーナーで主導権を握る。
叩かれた村上は、番手に飛び付いて阿竹を弾いて番手を奪取する。浮いた阿竹もしぶとく踏み込む。
最終1コーナーから8番手の阿部がまくり上げると、村上が2コーナー手前から番手発進。逃げる太田に
抵抗されながらも、村上は懸命に踏んで太田をとらえる。バック手前で阿部と木暮が絡んで落車、
岩本が乗り上げる。追い上げ切れなかった阿竹は西岡を押し込めながら、村上を追いかけて直線へ。
食い下がる阿竹を振り切った村上の優勝。2着に阿竹が流れ込み、立て直した西岡が3着。





ではまた流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星