優勝は長島 大介 選手

記念初優勝おめでとうございます‼

繰り上がり優勝だが自力で掴んだ勝利‼


ケイリンメールマガジンを読んで参考に………🌠


久留米競輪場を舞台に開催された平成28年熊本地震被災地支援・開設68周年記念
「第23回中野カップレース(GIII)」は、7月2日に最終日が行われた。決勝は、
人気の平原康多が落車のアクシデントに見舞われる波乱。1位入線の稲垣裕之が
失格となり、長島大介が繰り上がりで記念初制覇を遂げた。また、一発勝負の
「KEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)」は、ブフリ(オランダ)が
上がりタイム10秒4の圧巻のまくりで制した。


《12レース 記念決勝》
「繰り上がりですけど、それでもかなりうれしいです」
渾身の番手まくりを稲垣裕之に交わされたところがゴールだった。2度目の記念優出で
大魚を逃したが、1位入線の稲垣が失格。記念初制覇が長島大介に転がり込んだ。
「もう全部、横山(尚則)のおかげです。(最終)ホームで落車があったのがわかって、
後ろに稲垣さんが入っているのもわかりました。あとは稲垣さんに合わせればなんとか
なるかなと。(稲垣が)来た時点で自分も行くしかないと。ただ、最後は差されて
負けたと思いました」
初日特選に次いで横山尚則とは、今シリーズ2度目のタッグ。埼玉勢と別線になった
横山が迷いなくレースを支配した。初めてつかんだ記念Vのシリーズは、ラインの絆を
感じずにはいられない4日間だっただろう。
「今回は本当に前の選手のおかげです。今度は自分が前でしっかり戦えるように
したい」と、振り返るが、2日目は先行で魅せた。
2日目の優秀では平原康多、後閑信一の前を買って出て、ビッグネーム2人のワンツーを
演出。準決では山岸佳太の男気溢れる先行の意をくんで、番手まくりで決勝にコマを
進めた。
「実感がないですけど、これで(競輪祭出場で初日特選が有力なのは)大きいですね。
ビッグレースには毎月出られるんで、まだ勝ち上がってないんで。今度は勝ち上がれる
ように」
今年初めてダービー出場を果たした長島は、6月に高松宮記念杯にも出場。オールスター、
寬仁親王牌、そして競輪祭と続くGIロードを見据えながら、ラインの絆を大事にさらなる
成長を約束する。

打鐘手前から仕掛けた平原だったが、稲垣と絡んで落車。山田義彦も乗り上げる。
埼玉コンビの後ろにポジションを取っていた岩津裕介は、落車を避けると稲垣後位まで
踏み上げる。澤田義和をキメて稲垣を追って2着に入った。
「(落車を)避けたあとはあそこにいても勝機がないんで、行けるところまでと思って
踏んでいった。そしたら稲垣さんの後ろでスピードが合った感じでした」

赤板の2コーナーで近畿勢の後ろを確保した単騎の林雄一は、最終バックで澤田と岩津の
動きを落ち着いて見極めて3着に追い込んだ。
「今日は前で脚を溜めてと思っていた。坂本(亮馬)君のところは引けなかったですね。
あれで澤田さんのところまで行こうかと思ったけど、いまの脚だともう…」

坂本亮馬は最終2コーナーからまくり断行も前は遠く4着まで。
「チャンスはあったんだけどなぁ…。落車があった時にもう1車前にいられたら
面白かった。立て直したら一番後ろだったんで。決勝は出し切れたんですけど、
地元なんで結果が欲しかった。九州勢にとっては連日、厳しい勝負でした」

2車でも臆することなく先行策に打って出た横山尚則の誤算は単騎の3車の動き。
こう口を開いて汗をぬぐう。
「先行態勢に入って、あとは単騎の方々がどれだけ付いてきてくれるかと。そしたら
連日の自分の動きから、(誰も)付いてきてくれなかった。もう少しラインが
長くなってくれれば…」


レース経過
号砲が鳴ると、単騎の林雄一が飛び出して正攻法の位置へ。以下隊列は、
平原康多-山田義彦、岩津裕介、稲垣裕之-澤田義和、坂本亮馬、横山尚則-長島大介で
周回を重ねる。
レースが動いたのは青板の2センターから。稲垣が上昇して平原の横で併走すると、
その上を横山が押さえて主導権。稲垣は3番手を確保し、林、坂本も続く。平原は後方に
車を下げると、態勢を立て直して赤板の2コーナーを立ち直ったところから反撃に出る。
打鐘の2センターで3番手に追い上げるも、最終ホームで稲垣の後輪に接触して落車。
山田も巻き込まれるアクシデントが発生する。番手の長島は車間を切って別線の反撃に
備えると、バックから発進。一旦は外を踏んだ稲垣は、この動きに続くと、最後は
ゴール寸前で差し切った。しかし、平原を落車させたとして蛇行で失格。長島が
繰り上がりで記念を初制覇した。落車を避けた岩津は、外々に浮かされる苦しい展開を
しのいで2着。直線で中のコースを追い込んだ林が3着に入った。




ではまたグラサン笑い泣きグラサン笑い泣きグラサン笑い泣き