優勝は三谷 竜生 選手

おめでとうございます‼‼‼

自分の力で勝ち取った内容は見事‼

新しい特別競輪覇者おねがいおねがいおねがい

長丁場 お疲れ様でした✨



ケイリンメールマガジンを読んで参考に…🌠


東京オーヴァル京王閣を舞台に開催された「第71回日本選手権(GI)」は、
5月7日に最終日が行われた。輪界でもっとも権威のあるタイトル、ダービー王の
称号をかけて争われた決勝は、三谷竜生が追い込んでGI初制覇。100期台としては
初めてのタイトルホルダーに輝き、優勝賞金6500万円(副賞含む)を手にした。

近畿新時代の到来だ。怪我で欠場を余儀なくされた村上義弘を欠いた近畿勢は、
ただひとりのSS班、稲垣裕之が二次予選で早々と脱落。GIを合わせて14勝の
平原康多、武田豊樹の関東勢、息の合った深谷知広、浅井康太の中部コンビの
GI決勝常連を向こうに回して、近畿ひとりになった三谷竜生は桑原大志との
急造ラインで3度目のファイナルの舞台に立った。
ひとりでもしっかり力を出し切るレースをしようと思っていました。自分の
やることは変わりないんで、力を出し切ろうと」
勝負どころは打鐘過ぎに訪れた。8番手まで下げた深谷知広が浅井康太を連れて
赤板の2コーナーから踏み込むと、先頭に立っていた山田英明がイエローライン
付近まで上がる。三谷はぽっかりと空いたインを見逃さず、俊敏に突いて3番手を
確保した。
「深谷君が強いので、浅井さんのところか3番手をしっかり取り切ってからと思って
ました。タイミングが合えば番手にと思ってました」
番手飛び付きも辞さない強気の走りができるのが三谷の強み。最終ホームで確実に
好位をキープすると桑原が続いて、5番手以降はもつれる。三谷は前団を射程圏に
入れて、浅井との勝負に照準を絞った。
「内が空いてたんで体が勝手に反応して、いいところで行けたと思います。(深谷が)
非常に掛かっていたんで、最後行けるかどうかわからなかったですけど。ゴール勝負を
できるようにと思って、踏んだだけです」
けん制する浅井との間合いを図って、最終4コーナーから力のあらんかぎり踏み込んだ。
ゴール線では優勝を確信できるのに十分なアドバンテージ、1車身差をつけていた。
「素直にうれしかった、(ゴールして)1着っていう確信がありました」
父、典正氏(49期引退)、そして政史(93期)、将太(92期)の2人の兄を
追いかけて輪界に飛び込んだ三谷。96期の深谷以降、100期台としては初めて
GI制覇を遂げた。
「自分のなかではそんなに早い気はしないですけど、100期台初ということは
非常にうれしいです。(父には)あんまり褒めてもらえることがないので、
唯一褒めてもらえるかなと(笑)」
競輪一家のなかで育まれた才能が、ダービーの大舞台で開花。輪界の歴史の
新たなページを開いた。
「タイトル獲ったことを誇りに思って、一戦、一戦頑張っていきたい」
14年、村上博の全日本選抜、村上義のダービー、そして高松宮記念杯の稲川翔。
さらに昨年の村上義のダービーとグランプリ、稲垣裕が初タイトルを奪取した
寬仁親王牌。ここ数年はラインの厚みをバックボーンにして優勝を重ねてきた
近畿勢から生まれた“ニューエイジ”三谷が、これからの近畿をリードしていく。

桑原大志は二次予選を突破し初のGI準決を喜んだばかりだったが、あれよという間に
初優出すると、決勝はあわやの展開から準優勝。さすがに本人も「こんないい流れは
なかなかない」と、驚きを隠せない。
「全部三谷君がやってくれたので。三谷君が獲る走りをしてくれればよかったし、
腹をくくってくれたら自分にもと思ってたけど。最後、思い切り抜きにいったけど、
脚が三角(に回って)だったし、脚がカックン、カックンしてました。(出迎えた
岩津裕介のグランプリユニフォームを指差し)気持ちはそこだったんですけどね。
これが競輪。でも三谷君が優勝してくれてよかったし、ワンツーでホント良い
思い出になりました。今夜かみ締めます」

浅井康太は絶好の4角ハコ回り。グランプリを制したゲンのいいバンクで誰もが
またもやと思ったが…。
「3コーナーで振ったけど(ラインが)2車なので、振り過ぎると内からくるので。
4コーナーで一回振って来ないかと思った。あのタイミングで行って(振って三谷が)
止まらないってことは、番手の勉強しないとダメですね。調子は上がってたし、
深谷も仕上がってた。三谷君が強かったですね。残念です」

深谷知広は持てる力を全て出し切り悔いはなし。勝者をたたえる。
「三谷さんは一緒に練習してるし、強いのは知ってるので。脚がある人が3番手
だったからキツかった。優勝して納得です。また出直します」

平原康多は今回ばかりは位置取りと判断を誤り苦戦。見せ場なく6着に終わる。
「(深谷が)いいペースで駆けてましたね。最終的にホームで休まず行けばよかった。
(山田にブロックを)もらってしまって。一番(の敗因)はそこかな。ハイレベル
でしたね。(周りも)ミスがないですね」


レース経過
号砲で浅井康太が飛び出し、深谷知広を迎え入れる。中部コンビが前受け、平原康多-
武田豊樹の関東コンビが続いて単騎の守澤太志が5番手、これに三谷竜生-桑原大志、
後方に山田英明-園田匠の九州勢の並びで落ち着く。
青板周回のバックから早くも山田が上昇。赤板前に誘導員を下ろして先頭に立つ。
すんなり車を8番手まで下げた深谷は2コーナーからスパート。山田を2センターで
叩いて先行策に出る。この時に中バンクに上がっていた山田の内をすくった三谷が
好判断で3番手のポジションを確保する。すかさず後方から踏み上げた平原は山田と
5番手で併走。山田の激しい抵抗をしのいで位置を取った平原が最終3コーナーか
まくるが、車は進まない。快調に逃げる深谷に対し、3番手となった三谷が4コーナー
からこん身の追い込み勝負。番手から追い込む浅井を力強く抜き去り、待望のGI
初制覇を果たした。三谷マークの桑原が懸命に続いて2着。番手で絶好展開となった
浅井は3着に敗れた。逃げた深谷も直線で粘りを欠いて5着。





ではまた流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星