

優勝は郡司 浩平選手‼
初優勝 特別GⅡ
おめでとうございます‼
3月 約2,130万優勝賞金
概算で約3000万 賞金でグランプリ戦線に出れそうな額
まだまだ先は長い…………
ケイリンメールマガジンを参考に……


平成28年熊本地震被災地支援競輪「第1回ウィナーズカップ(GII)」は3月20日、4日間に渡る熱戦に
幕を下ろした。激戦を勝ち抜いた9名による決勝戦は稲垣裕之の先行を郡司浩平が力強くまくって快勝。
ビッグ初制覇を果たした。
今年度から新設されたビッグレース。初代王者に輝いたのは郡司浩平だった。これがビッグ初制覇。
強豪を打ち破って、歴史に名を刻んだ。
「(ゴールした瞬間は)1着かわからなかったんですけど、横を見て中村(浩士)さんと2人で並んでいたので、
ゴール前勝負ができたかなと思ってホッとしました。(この優勝は)師匠である父親(盛夫・50期)に
伝えたいですし、あとはいつも(川崎)バンクとかで練習してくださっている選手の方々にも感謝の
気持ちを伝えたいと思います」
レース運びは完璧だった。後ろ攻めから動いての中団取り。人気の関東勢よりも前の位置をしっかり
確保してから圧巻のスピードで前団を飲み込んだ。
「後ろからだったので、1回押さえて、前に出てから勝負しようかなと思って。(赤板の2コーナーで)
稲垣(裕之) さんを出させて、あんなにすんなり中団を取れるとは思わなかったんですけど。あとは
自分のタイミングで仕掛けようと思いました。稲垣さんも駆ける感じだと思ったので、あとは
平原(康多)さんとかぶらないようにだけ。4日間の中で、一番車の出が良かったです。番手が
稲川(翔)さんだったので、そこだけ警戒していたんですけど、うまく乗り切れられましたね」
昨年は1月和歌山で記念初制覇。6月名古屋の高松宮記念杯では決勝2着に入るなど、大きな成長を遂げた。
今年に入ってからの南関勢の活躍は周知のとおり。地区全体が活気づいている。その流れに乗って一気に
頂点まで駆け上がった。
「(今シリーズは)準決勝で慣れない番手を回らしてもらったりとかで。根田(空史)さんのおかげで決勝に
乗れたし、南関の結束力は見せられたかなと思います。決勝戦はみんなの想いも背負って走りました。
本当にうれしいですね」
南関のエースとして郡司がこれからラインを引っ張っていく。年末には地元の平塚でKEIRINグランプリが
開催される。この優勝で出場に大きく前進したのは間違いない。
「まだグランプリが決まったわけではないので。まだまだ気を引き締めてやっていかなきゃなって思いが
あります。一歩ずつですけど、G1優勝、そしてグランプリの道っていうのが見えてきたかなっていうのは
あります。まだ今年が始まったばっかりなんで。本当に一戦一戦気を引き締めてじゃないですけど、
大事に戦っていきたいです」
直線で郡司に詰め寄った中村浩士はわずかに交わせず2着。優勝こそ逃したものの、南関ワンツーという
最高の形で締めくくった。
「郡司がこれを行くのかっていうスピードで行ってくれました。自分は追走でいっぱいでした。郡司が
あれだけ自分のレースを全うしてくれたので、僕は感謝の気持ちでいっぱいです」
平原康多は中団を明け渡して6番手に。さらに、郡司に先まくりを決められて悔しい3着。それでも今年は
まだ1度も確定板を外していない。
「前を取らされた時点でああなるとは思ったけど、トータルで自分の力が弱かった。対処できなかったし、
何もできなかった。悔しいけど、これが今の自分の力。後ろの2人に迷惑をかけてしまいました。
これ以上言うと言いわけになるので…」
前を任せた武田豊樹も、今回は反省の残るレースとなった。
「負けは負けですから。勝った郡司君が強かったです。また勝負できる機会を自分で作っていくしかない。
平原君とも話したけど、たくさん反省点はありますね。あの位置からでも踏めるコースがあったと思う。
期待に応えられなかったのは反省です」
稲垣裕之は力の限り逃げたが、郡司に力負け。素直に完敗を認める。
「(平原、郡司の)2人で中団をもつれさせて、自分はペースで行ければと思ってたけど、平原君の威圧感が
あって踏まされました。それでも平原君を7番手に置いて、あとは(稲川)翔が何とかしてくれるかと
思ってたけど。僕もいつでも先行する準備は普段からしているし、どのポジションからでも行く準備は
できているけど。郡司君が強かったですね。今日は今日で悔しいけど、もっと先行力をつけて、次に
備えたいと思います」
番手を回った稲川翔は郡司を止められず、「稲垣さんが良いペースで駆けてくれたけど、対処できなかった。
(落車したが)怪我は大丈夫です」と、言葉少なに検車場をあとにした。
単騎の原田研太朗は最後尾に置かれ何もできず。
「中団が取れたらよかったけど、あれでは厳しいですね。平原さんにどっしり構えられてしまったし、
僕の作戦ミス。位置取りができないとこの先はきつい」
レース経過
号砲が鳴ると平原康多がゆっくりと誘導を追いかけて、平原-武田豊樹-木暮安由で前団に構える。単騎の
原田研太朗、稲垣裕之-稲川翔-東口善朋、郡司浩平-中村浩士で隊列が落ち着く。
郡司は青板の2センターから上昇を開始。赤板過ぎに先頭に立つが、南関勢を追った稲垣がすかさずその上を
踏む。稲垣は平原の動向をうかがいながらペースを上げて、2コーナーで主導権を奪取して打鐘を通過。
稲川-東口が続いて、郡司は4番手を確保する。平原は6番手。原田は最後方に置かれる。稲垣が後続を
一本棒にして逃げて、最終回。
1センター過ぎに6番手の平原がまくり発進。郡司も平原に合わせてまくる。バックで稲川の横を好スピードで
通過した郡司が、逃げる稲垣をとらえて中村の追走。郡司に合わされた平原は南関勢に付け直すが、稲川に
絡まれてスピードが鈍る。南関両者の勝負に持ち込まれて直線へ。番手から差を詰める中村の猛追をわずかに
振り切った郡司がV。2着に中村が入り、平原は3着まで。
ではまた




