優勝は 山中 選手

おめでとうございます‼札束札束札束札束

南関勢の活躍が目立つ1月2月

3月はどうなるのか?


ケイリンメールマガジンを読んで参考に……


四日市競輪場を舞台に行われた平成28年熊本地震被災地支援・開設65周年記念
「泗水杯争奪戦(G3)」は2月28日、4日間に渡る熱戦に幕を下ろした。
決勝は山中秀将が中団からまくって勝利。初の記念Vを手にした。
なお、第9レースで行われた熊本地震災害復興支援レースは、杉森輝大が
内から主導権を奪って逃げ切った。

4連覇の掛かる地元のエース・浅井康太の前に立ちはだかったのは山中秀将だった。
冷静にレースを組み立てると、最終1センターからまくってゴール線を1着で通過。
嬉しい記念初Vを手にした。
「(今年は根田空史と田中晴基がG3を優勝して)千葉が良い流れできているので、
僕も流れを止めないようにと。あそこ(打鐘)で引かなければ、稲垣(裕之)さんは
いってくれると思って。竹内(智彦)さんと競ってもしょうがないので、引いて。
その後は、浅井さんに被らないように仕掛けました。その上をいかれたらしょうがないと。
でも、内藤(秀久)さんもいるし、そんな簡単には上をいけないだろうと。
2日目もあれがなかったら、沈んでいただろうし、内藤さんさまさまです。
レースが終わって、内藤さんに『良かったな』って言われて嬉しかったですね」
10月に久留米で行なわれた熊本記念で鎖骨骨折の大ケガ。約2カ月半の戦線離脱を
余儀なくされた。しかし、その逆境をバネにして、さらなる飛躍を遂げた。
「今後は広島F1を走ってからウィナーズカップ。ケガをしないで走っていれば
(ウィナーズカップは)特選だったんですけどね(笑)。でも、ケガをしたおかげで
練習をする気にもなりました。ここ2場所は成績が出てなかったけど、今の方が前より
良くなっていると思う」
自慢の機動力に更なる磨きをかけて復活した山中。今年は、南関の一翼として
大舞台でも役割を果たす。

好援護した内藤秀久が続いて2着。山中の優勝を自分のことのように喜んだ。
「浅井が来た時に一発振って止まらなかったので。もう一丁だと思って振って、
山中をどうにかと。援護して続いてめちゃくちゃ嬉しい。追加で来て良かった。
今後もやることをやって、自分のチャンスがくるのを待ちたい」

地元の浅井康太は、後方からまくり上げるも3着まで。4連覇は叶わず。
「行ったと思ったんですけどね。でも、次(ウィナーズカップ)に向けて自力で
動けたし、確定板にも乗れたので。この調子を維持することが大事だと思う」

取鳥を叩けなかった稲垣裕之は番手に降りようとするも、井上にさばかれて後退。
8着に終わった。
「流れの中で動いたけど、内に山中君もいたので仕掛けていった。ただ、
取鳥(雄吾)君のダッシュが良かった。叩き切れればね…」

初の記念決勝に臨んだ取鳥雄吾は、果敢に風を切るもシンガリ負け。
「いくだけになってしまいました」と肩を落とす。
「稲垣さんを合わせ切るまではよかったんですけどね。その後がダメ。
(繰り上がりで優出を決めて)今後は力で乗れるように頑張ります」

レース経過
浅井康太がいち早く飛び出して誘導の後ろを取った。初手は浅井―坂口晃輔―志智俊夫、
稲垣裕之―竹内智彦、取鳥雄吾―井上昌己、山中秀将―内藤秀久の順で並ぶ。
レースが動いたのは青板周回の3コーナーから。まずは山中がゆっくり上昇していくと、
赤板で前の浅井を押さえた。少しして浅井が車を下げていくと、今度は取鳥が叩いて
先頭に立ったところで打鐘が入る。山中は中団3番手で止まると、外併走を嫌った
稲垣が前を叩きに出た。しかし、取鳥が合わせて踏んでこれを出させない。
最終ホームを過ぎ、稲垣は番手で外併走となり、井上と激しくやり合う展開に。
すると、山中が1センターからスパート。山中はジリジリと番手を上げていくと、
3コーナーで取鳥を捕らえて抜き去った。さらに、その後ろから浅井が迫ってきたが、
4コーナーで内藤が好ブロック。浅井のスピードが一瞬鈍り、これを尻目に山中が
力強く押し切った。好援護した内藤が2着に入り、浅井は懸命に前を追ったが3着まで。





ではまた札束札束札束札束札束