
優勝は平原 選手
おめでとうございます‼
予定通りの自力優勝
決め手は輪界1



ケイリンメールマガジンを読んで参考に………
大宮競輪場を舞台に開催されている平成28年熊本地震被災地支援・東日本発祥68周年記念
「倉茂記念杯(G3)」は1月17日、4日間に渡る熱戦に幕を下ろした。決勝は長島大介を目標にした
平原康多が、自力に転じて勝利。2年ぶり、6度目の地元記念Vを成し遂げた。なお、第9レースで
行われた災害復興支援レースは、人気を背負った北津留翼が逃げ切った。
2年ぶりの地元記念奪還へ。周囲の期待を一身に背負った平原康多が、プレッシャーを跳ね除けて
見事優勝を果たした。
「最後は1着だとわかりませんでした。牛山さんが見えて、2着だな。でも、やることはやったから、
納得だなと。今日でやっとホッとできます」
長島大介に前を託して臨んだ決勝だったが、一筋縄とはいかなかった。竹内雄作に合わせて踏んだ
長島が4番手を確保するも、追い上げてきた稲垣裕之に絡まれる。さらに、平原も西川に締められて
脚力を消費してしまう。西川を飛ばしてバックから自力に転じるが、今度は併走となっていた稲垣と
接触。それでも、最後まで懸命に踏み続けて見事完全優勝を果たした。
「稲垣さんが追い上げてきたのは意外でした。叩きに行く感じではなかったですね。西川さんに
締められて苦しかったけど、譲れないところなので。仕掛けた時にあおりがあって、稲垣さんを
追う形になってスピードが死にました。声援のおかげで力以上のモノがでましたね。それが勝因です」
今年はこれで8戦7勝。そして、3連対率は100パーセントと驚異の成績。次走の2月奈良記念でも結果を
残し、今年最初のG1・全日本選抜競輪へムード最高潮で挑む。
「良いスタートが切れましたね。今年はしっかり頑張りたい。ちゃんと一戦、一戦自分の走りを
見せたいです。去年はそれが見せられなかったので。(全日本も)頑張りたい。気を抜かないように」
牛山貴広がキッチリ続いて2着を確保。1番人気に応えた。
「ホームで稲垣さんが来る前に行くって話でした。でも、それは展開なので仕方ない。そこからは
(平原に)離れないように。前を信頼してたし、平原君が1着を取る感じでいけるだろうから、
付いていけばチャンスはあると。2センターで平原君にハウスしたけど、コケなくてよかった。
(直線では)内にいっぱいいたので、そこだけは抜かないとと思って。1番人気で決まって良かったです」
中団外併走からまくった稲垣裕之だったが、優勝まではあと一歩届かず3着。
「今日はどっち(長島、竹内)が先行でも4番手と思ってた。長島君はカマしに行くと思ったけど、
動かなかったので(追い上げた)。中団外併走からでも行けると思ったけど…」
車間を切っていた吉田敏洋は、チャンスをモノにできず4着。レース後は悔しさを爆発させた。
「俺は何をやっとるんだ。情けない。今日は俺が弱かっただけ。(立川、大宮と決勝で番手を回ったが)
結果を残していないのでダメでしょう。早いうちに痛い思いをしたほうが楽かなって思ったけど、
ダメ過ぎる。自分が残念ですね」
小埜正義は関東勢の後ろからアタックしたが、平原の横で力尽きた。
「長島君は何をしたかったのか分からなかった。引いてすぐに行くかと思ったけど。結果的に待ってた
方がよかったのかもしれないけど、一か八かと思っていきました。出切れなかったですね。3コーナーの
ところで牛山君はハウスして落車しそうになってたし、あれが全てでしたね。最後はコースもなかったし」
後続のもつれをよそに風を切った竹内雄作だったが、結果は7着。無念の表情で口を開いた。
「(稲垣が追い上げたのは)全然気付かなかったです。出切ってからはペースで踏んでいて。でも、
それで残れていないのはダメですね。いい勉強になりました。(今シリーズから使用した)フレーム自体も
今後考えます」
初の記念決勝となった長島大介は、見せ場なく終わる。
「稲垣さんが前を取ってしまったのかと。竹内さんの(押さえてくる)スピード次第だったんですけど、
僕が引き切るのが遅くなってしまって。もう1回行ければよかったんですけど。そこから稲垣さんも
来てしまって。でも、ああなったら引いたらダメだってことだったので、任された以上は取り切ろうと。
まだまだでしたね。上位選手の自力は違う。自分も脚はもちろんだけど、位置取りも甘い。
勉強になりました。次は自分から『後ろを回って下さい』と言えるような自力選手になりたい」
レース経過
稲垣裕之が別線の動きを見ながら出て、稲垣―西川親幸で前団に構える。長島大介―平原康多―牛山貴広に
単騎の小埜正義、竹内雄作―吉田敏洋―志智俊夫が後方で周回を重ねる。
赤板の1センターから上昇した竹内に合わせて長島も動くが、竹内が2コーナーで主導権を握る。竹内に
吉田―志智の追走。打鐘を通過し中部勢にかぶった長島が4番手に引き切ると、8番手の稲垣は一度中団まで
追い上げる。最終回、竹内がペースを上げて逃げる。稲垣は4番手で長島と併走。西川に踏み勝った平原が、
その後位で様子をうかがう。稲垣は2コーナーから再び踏み込んでまくりを打つ。バック手前で平原は稲垣を
追いかけて、小埜のまくりに合わせて、その上をまくって出る。3コーナー過ぎに稲垣に接触してスピードが
鈍った平原だったが、直線半ばで前団をとらえて地元記念制覇。平原マークから牛山が、外を鋭く伸びて2着。
3着に稲垣。絶好の展開も吉田は4着。
ではまた





