寺内大吉杯 優勝は杉森 選手❗

おめでとうございます❗


GP グランプリ

優勝は村上 選手‼

おめでとうございます‼


ケイリンメールマガジンを読んで参考に………



立川競輪場を舞台に開催された輪界最大のイベント「KEIRINグランプリ2016
シリーズ」は、30日に最終日が行われた。1万5000人を超えるファンが詰めかけ、
スタンドは寒風を吹き飛ばすほどの熱気に包まれた。輪界の頂上バトル、一発勝負の
「KEIRINグランプリ2016(GP)」は、逃げた稲垣裕之の番手からまくって出た村上義弘が
12年の京王閣以来、2度目の制覇。優勝賞金1億160万円(副賞含む)を獲得。年間
獲得賞金は2億超え、賞金王に輝いた。

「ひとつのレースで燃え尽きられるように」
今年の最後一走。村上義弘がグランプリへ全身全霊、すべてを傾けた。
「今年は体調のコントロールができなかった」
一年を通して、コンディションづくりに苦しめられたが、グランプリをその体が
忘れることはなかった。7年連続10回目のグランプリが、肉体の眠れる力を呼び起こした。
「岸和田以降、休養を挟んでトレーニングをしたら、自分の脚が太くなっているのが
目に見えてわかった。それまでは体が反応しないのが悩みのひとつだったけど、
グランプリ前は体が反応してくれた。自分の体が、細胞が(グランプリを)覚えていた」
近畿地区の若手の成長、そして稲垣裕之の悲願の初戴冠。さまざまな思いのなかで
迎えたグランプリ。勝負師、競輪選手としてのあるべき“村上義弘”の姿。その
葛藤をすべてこの一走にぶつけた。
「自分で自分を信じ切れてない部分があったりとか。近畿の仲間が、後輩が
育っていくなかで、自分の役割がちょっとぼやけてしまったことが、レースの
迷いを生んだのかなと思います」と、平坦ではなかった一年を振り返った。
レースは後続を一本棒にして、稲垣が立川特有の重いバンクで敢然と風を切る。
5番手の平原康多が最終2コーナー手前からまくって出ると、村上に迷いなかった。
自らを信じて力いっぱい前に踏み込んだ。
「平原は日本一強い選手だと思うので、それが見えた瞬間にとっさに前を踏む
選択をしました。稲垣がつくってくれた展開だったので、最後の判断だった」
最終バックを通過すると村上と平原の体が重なり、サイドバイサイド。外から
平原の大きな体が村上に重くのしかかったが、4コーナーでは村上の体がわずかに
前に出た。が、今度は長い直線を武田豊樹が猛襲。両者がハンドルを投げたところが
ゴールだった。
「ゴールした瞬間は武田さんのスピードが良かったので、(優勝かどうか)よく
わからなかったです。オーロラビジョン見たら(自分の姿がカメラに)ぬかれてたので、
ひょっとしたらと思いました」
気迫と気迫のぶつかり合いは、4分の1輪差で村上に勝利の女神が微笑んだ。リオ五輪に
出場した渡邉一成、中川誠一郎、そして輪界ナンバーワンの破壊力を誇る新田祐大らを
押さえての優勝だった。
「ほかの8人に比べて脚力的に優ってたかっていうと、そうではないと思いますし。
速い人が勝つのではなくて、総合力で速く走れなくても勝てるんだっていうところを
証明したかった。こういう結果が出せて、あらためて今後しっかり高い目標を持って
頑張っていかなければと思います」
2度目のグランプリを制して、賞金王にも輝いた村上。来年は栄光のグランプリチャンピオン
ジャージをまとって、重責と向き合う過酷な日々になる。
「正直、またあの地獄の日々が続くのかと思うと(笑)。それだけ責任のあるユニフォーム
だと思います。いくつになってもこうやって競輪は、夢をかなえてくれますから。また
新たに次の夢に向かって、しっかり頑張っていきたいです」
地獄のなかでも夢を見続ける村上は、これからも競輪とともにあり続ける。

平原のまくりに乗った武田豊樹が、直線で外を伸びて2着。わずかに村上に届かなかった。
「難しかったですね。今日は平原君あっての自分ですから。平原君が頑張ってくれた。
(平原が村上に)合わされたので、外を踏んだけど伸びなかった。もうちょっとだったん
ですけどね。でも、強い人が勝って納得している」

グランプリ連覇に挑んだ浅井康太は昨年同様、単騎で俊敏に立ち回ったが、3着に入るのが
精いっぱいだった。
「悔しい気持ちが強いですね。優勝しか狙ってなかった。あの位置(4番手)は僕か平原さんの
どちらかだと思ってました。行く自信はありましたけど、周りが自分以上に強かったです。
来年、また一からやり直します」

平原康多は番手まくりの村上を乗り越えられなかった。
「しゃーない。(5番手を)取れたけど、結果、浅井のあの1車が効いた。思いっきり出し切って、
行き切れなかったので力不足です。また1年間、頑張ります」

稲垣裕之は強風のなか、果敢に風を切った。
「早い展開になると思ったので、前を取りました。昨年のグランプリの反省を生かして、
ラインのことを考えて、自分のレースをしました。僕の直感で自分が勝つ組み立てで
先行しました。平原君も強かったけど、それを内から合わせた村上さんはさすがですね」

レース経過
号砲で平原康多、村上義弘、渡邉一成が一斉に飛び出してポジションを争う。結局、
村上が正攻法の位置を取り切って、稲垣裕之―村上―岩津裕介、浅井康太、平原―武田豊樹、
中川誠一郎、新田祐大―渡邉で折り合って周回を重ねる。
青板2角で新田が動き出し、そのままバックで誘導を下して先頭に。そこを2センターで
平原が斬り、さらに押さえた稲垣が赤板前から先制。すかさず浅井が4番手へ追い上げ、
5番手に平原、7番手に新田、中川が最後方の隊形へと変わる。稲垣は後方の動きを窺った後、
打鐘2センターからペースアップ。村上も車間を斬って反撃に備える。最終2角で平原が
まくると、村上も番手まくりで応戦。両者で車体を併せて激しくモガき合った末、
村上が直線半ばで平原を振り切って抜け出す。今度は平原後位から武田が猛然と
詰め寄るが、村上がギリギリ堪えた。浅井も直線で外に持ち出して伸びるも3着まで。




ではまた流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星