
優勝は稲垣 選手
おめでとうございます‼




グランプリへ賞金上澄み❗
ケイリンメールマガジンを参考に………✴
京都向日町競輪場を舞台に開催された平成28年熊本地震被災地支援・開設66周年記念
「平安賞(G3)」は10月2日、4日間に渡る熱戦に幕を下ろした。注目の決勝戦は
脇本雄太のカマシに乗った稲垣裕之が直線で鋭く追い込んで優勝。2着には村上義弘が
入り、人気の地元コンビでワンツーフィニッシュを決めた。また9レースの
「熊本地震災害復興支援レース」も地元の山田久徳が鮮やかにまくって快勝。
ファンの圧倒的な支持に応えた。
地元の牙城は揺るがなかった。別線の激しい抵抗はあったが、近畿ライン3車で
出切った時点で勝負あり。地元両者のマッチレースに場内は大きく沸いた。番手を
回った稲垣裕之が村上義弘の追撃を振り切り、8年ぶり2度目の地元記念制覇を果たした。
「周りの抵抗もすごかったけど、脇本(雄太)君が強かったので、安心して付いていく
ことができました。村上さんとゴール前勝負を演じさせてくれた脇本君に感謝ですね。
吉澤(純平)君が4番手で見えていたし、連日の強さからあれ以上待つと自信がなかったの
で早めに踏ませてもらいました。地元記念は特別な思いがあるので本当にうれしいです。
今開催は前で頑張ってくれた選手、後ろを固めてくれた選手のおかげですね」
これで獲得賞金額は5千万円台に到達。2年連続のグランプリ出場に近づいた。
次走の寬仁親王牌に大きな弾みがついたのは間違いない。
「賞金のことはあまり考えてません。結果でしかないですからね。このあとはG1も
あって大事なレースが続くので、気持ちを切らさないようにします」
5度目の地元記念制覇を狙った村上義弘はライン3番手から気迫の中割り勝負。稲垣に
詰め寄った。
「真剣勝負をしました。優秀戦は稲垣の甘さが出たし、油断していたら中割りで抜こうと
思っていた。早めに車間を切って、内か外か迷っているときに稲垣が前に踏んだので、そ
の差ですね」
地元勢を連れて迷いなく攻めた脇本雄太は直線で力尽きた。
「別線の踏み合いは想定外でした。出切るのにけっこうきつかったんですが、僕の仕事は
主導権を取ることなんで、何が何でもという思いで行きました。後ろからの気迫がすごく
て、最後は気迫負けですね」
初手から近畿ラインを追った吉澤純平が地元コンビに続いて確定板に上がった。
「2番車だったので、最初から近畿の後ろにいこうと決めてました。ワッキー(脇本)の
カマシのスピードがすごくて、脚を溜められなかったし、余裕がなかったです。単騎で
難しいレースでした」
正攻法に構えた山崎芳仁は打鐘前から阿竹智史を突っ張って全開で踏んだ。
「あれしかなかったですね。(阿竹に)斬られたら、そこをワッキー(脇本)に行かれて、
後ろになっちゃいますから。単純なレースになるよりはと思って突っ張りました。
力不足ですね」
山崎に突っ張られた阿竹智史は見せ場なく敗れた。
「山崎さんに突っ張られるのは予想してなかった。あそこで前に出て勝負したかったですね」
レース経過
号砲が鳴ると内藤宣彦が勢いよく飛び出してスタートを取った。山崎芳仁を迎え入れ、
初手は山崎―内藤、脇本雄太―稲垣裕之―村上義弘、吉澤純平、阿竹智史―三宅達也、
岩本俊介の並びで落ち着く。
レースは早めに動く。青板の1センターから阿竹が上昇し脇本に並びかけると、脇本は車
を6番手に下げる。一旦3番手に収まった阿竹は近畿勢を警戒しながら赤板の1センター
で踏み上げる。しかし、前受の山崎が誘導を降ろして出させない。これを見た脇本は
打鐘の2センターから反撃を開始。グングンと加速し、突っ張り切った山崎を最終
1コーナーで捕らえラインで出切る。初手から近畿勢を追走した吉澤もそのまま続き、
目標が力尽きたと判断した内藤がバックで吉澤後位にスイッチ。番手の稲垣は車間を切り
ながら別線の動きに備えると、直線入口で抜け出しを図る。最後は村上とのマッチレースを
制して優勝した。近畿勢を追走した吉澤は仕掛けられず、そのまま3着に流れ込んだ。
ではまた



