
優勝は竹内 雄作選手
初優勝おめでとうございます‼
ケイリンメールマガジンを読んで参考に……✴
富山競輪場を舞台に開催された平成28年熊本地震被災地支援
「第32回共同通信社杯(G2)」は19日、4日間に渡る熱戦に幕を下ろした。
決勝は青板バックで先頭に立った竹内雄作が、風を切って逃げる。
最終バックで平原康多と佐藤悦夫が落車するアクシデントはあったが、
竹内が逃げ切りうれしいビッグ初タイトルを手にした。2着に神山雄一郎、
3着には園田匠が入った。
「今はまだ(頭が)真っ白というか、実感はないです」
無我夢中で手にしたビッグ初タイトル。昨年のオールスターで初めてG1の決勝へと
進出すると競輪祭、そして今年の名古屋ダービーとファイナルの舞台に進んだ。
しかし、決勝では持ち味を出すことができなかった。
「平原さんがいるし、新田さんもスピードがあるので粘られるのか、カマされるのか
注意して。(押さえに行くのが)もう少し早くてもよかったかなと思ったけど、
あの位置(青板1センター)かなと。西村さんが外に見えたし、(平原が)3番手なので。
自分は浅井さんを信じて走るだけだったので。ペース配分は考えなかったです。
最後、もうダメかなと思ったところでもうひと踏みできました」
4度目の決勝で手にしたビッグのタイトル。しかし竹内雄作の目標はここではない。
「(この優勝を)通過点ととらえて。師匠(山口富生)はタイトルホルダーなので、
師匠に追いつかないと。今回はG2なんでG1を獲れるように。今日は無我夢中でだったので、
展開というよりも自分の力を出し切っただけ。次はしっかり自分で展開を作って。
レースの流れを見てできるようにしたいです」
ビッグのタイトルを手にしたことで、意識も変わってくる。これからの中部を
引っ張っていく存在として、ますます走りに磨きをかけ続ける。
「レースを作る力がまだまだ不足している。そこをどんどん磨いていきたい。
自分は浅井さんや深谷君のところまでいってない。そこに追いつけるように。
レースの展開の甘さだったり、もっとシビアに実行していけるように」
落車を避けた神山雄一郎は、浅井をすくって追い込むも準Vまで。勝った竹内の強さを
認め祝福した。
「平原が仕事してタテに踏んでくれたおかげ。でも平原がはらわれてしまって。
それが痛かった。内に避けた時点できつい感じになってしまいました。平原は
ひとまくりできそうな感じはあったんだけどね。でも今日は竹内君が強かった」
3着となった園田匠も素直に完敗を認め、竹内の強さを称えた。
「今日は竹内君が強かった。完敗。力の差があるんで立て直したい。でも落車もなく
3着なんで、次の寬仁親王牌は狙っていきたいです」
8番手に置かれた新田祐大は、人任せのレースをしてしまったことを反省した。
「落車だけが予想外。そこからはレースにならなかった。でも、人任せのレースを
してしまって。結果として優勝が獲れればと思ったけど、甘くはなかったですね。
今年はまだG1が2つあるのでそこで良いレースをしたい」
守澤太志は緊張感もなく初めてのビッグの決勝を楽しんだ。
「作戦は新田君に任せていたので。僕は新田君に付いて行くだけなので。
レースは特にいつもと変わりなくいけました。良い経験になりましたね」
準決後に「オールスターのときとは比べ物にならないほど状態は良い」と
3連勝でファイナルへと進んだ平原康多は、落車の憂き目に。
「無念です。自分の力不足ですね。3番手は流れの中での判断。勝負に行った時に
はらわれました。(怪我は)どのくらいかかるかわからない…」
レース経過
号砲で守澤太志が飛び出すと、周回は新田祐大―守澤―平原康多―神山雄一郎―佐藤悦夫
―竹内雄作―浅井康太―西村光太。単騎の園田匠が最後方で周回は進む。
青板の2コーナー手前から上昇を始めた竹内がバックで誘導員を下ろす。竹内の上昇に
合わせて動いた平原は引けないと判断したのか3番手の内で粘ると西村を飛ばして
赤板ホーム手前で浅井後位を奪う。併走を嫌った園田は下げて6番手、さばかれた西村は
最後方になって徐々にレースのペースが上がっていく。打鐘過ぎ4コーナーから竹内が
踏み上げると、3番手で車間を切った平原は詰めた勢いで1センターからまくり上げる。
これを浅井がけん制するとバックで平原が落車。佐藤は乗り上げてしまったが、落車を
避けた神山はそのまま内に切り込み浅井を飛ばす。神山に園田も続いて竹内に迫るが
逆転ならず。逃げた竹内が押し切って、ビッグ初優勝を飾った
ではまた





