優勝は武田 選手‼

人気を背負ってちょい指し‼

吉田 選手の初優勝は少し先に………

力勝負なら両者の出番に………


ケイリンメールマガジンを軽く読んで参考に…………‼

岐阜競輪場を舞台に開催された平成28年熊本地震被災地支援・開設67周年記念
「長良川鵜飼カップ(G3)」は、9月4日に最終日が行われた。地元の中部勢が
不在となった決勝は、ロングまくりの吉田拓矢をタイヤ差とらえた武田豊樹が
今年初の記念制覇を遂げた。また、一発勝負で争われた熊本地震災害復興支援
レースでは、小嶋敬二が豪快なまくりで後続をちぎって勝った。


最終ホーム手前から満を持して発進した吉田拓矢と、自転車をそろえて横一線の
ゴール勝負。スローVTRでも、微妙な判定だったが武田豊樹には、ハッキリとした
確信があった。
「ん~、抜いてたね」
落車での幕開けとなった16年。苦しいシーズンを強いられながらも、タイヤ差で
28度目のG3制覇を遂げた。
「みんないろいろありますから、その繰り返しですね」
南修二、武井大介、競り合う両者を連れて中井俊亮が主導権。中井の上昇に合わせて
踏んで絶好位を手に入れた吉田は、前団のもつれをじっと見極め最終ホーム手前から
フルダッシュ。吉田が逃げる中井をとらえると、続いた武田は抜かりなく後続との
間合いを図った。
「(吉田が)まくりに構えた時点で残してあげたかった。位置を取って(吉田が)
まくってなら、連に絡んでゴール勝負と思ってましたから。やっぱりトレーニングに
励んでないとまくりにちぎれるし、カバーも、車間調整もできない。そうしないと
彼も活きてこないですから」
最終バックでは3番手以下をちぎっていた茨城コンビだが、山本伸一のまくりが襲い掛かる。
2人を飲み込む勢いの山本に、冷静沈着な対処で直線の入り口で外に振って武田が追い込む。
緻密な仕事ぶりが吉田と初めてのワンツーを結実させた。
「簡単じゃないですけどね。ただ、こういう後輩も出てきてくれたし感謝です。しっかり
競輪っていうものを伝えて、G1でも勝てる選手にもなって欲しいです。これはもう忘れて次、
吉田も次だと思うし、まだまだやるべきことがたくさんある」
5月全プロ記念に次いで、今年2度目のV。輪界の歴史を作り上げてきた武田は、それでも
焦ることなく先を見据えて関東勢を束ねていく。

準決に続いてのタッグとなった吉田拓矢は、武田とのワンツーにホッと一息ついて
クールダウン。
「前(中井)が確実に駆けるのがわかっていたんで、自分は緩んでいたところを
行こうって思った。山本さんは自分がモガき合いをするかと思っていたのかも
しれないですね。それで結果あの位置になったし、今日はレース前から落ち着いて
いました。武田さんと共倒れにならないようにと思っていた。結果、武田さんが
優勝だったし、初めてのワンツーでよかったです」

最終ホームでは8番手に置かれた山本伸一だったが、踏み出すとスピードに乗って
グングンと加速。茨城勢を飲み込むかにも思われたが、直線で勢いが鈍り3着まで。
「自分でも行ったと思ったんですけど…。武田さんにうまいことやられました。
いい経験になりました。トップクラスでスピードは通用すると思うし、あとは
組み立てですね。(中井と吉田が)同時に踏み込んだ時に、自分も踏んで最低でも
中団は取らないと」

「流れは良かったんですけど…」とは、周回中から茨城勢の後ろにポジションを
取った渡部哲男。しかしながら、吉田との息が合わず、踏み出しに離れて万事休す。
「吉田君は2回くらい行きかけてやめた。あれじゃ無理。久しぶりにハイペースを
味わいました」

レース経過
号砲で山本伸一が勢いよく飛び出して、正攻法に構える。山本には藤木裕が付けて
京都コンビが前受け、単騎の田中孝彦が3番手に収まり、吉田拓矢-武田豊樹の
茨城コンビが中団、これに単騎の渡部哲男が続く。後攻めの中井俊亮の後位は初手から
競り合い。南修二と武井大介が内、外を何度か入れ替わりながら周回を重ねる。
青板周回のバックから中井が上昇。誘導員を交わして赤板前から先行態勢に。
中井に合わせて中団から動いた吉田が前の競り合いを見ながら4番手を確保。
単騎の渡部、田中が茨城コンビを追いかけ、山本は8番手の態勢で打鐘を通過する。
中井がピッチを上げるなか、吉田が最終ホーム手前からスパート。2コーナーで
中井をまくり切る。武田はピッタリ続くが、単騎の渡部は離れてしまう。山本が
外を懸命にまくり上げて茨城コンビに迫るも、これを確認した武田が4コーナーで
軽く振って追い込み、ゴール寸前で粘る吉田を交わして優勝を飾った。





ではまたおねがいおねがいおねがいおねがいおねがい