
優勝は浅井 選手
おめでとうございます‼
賞金でグランプリ出場をほぼ決定か?
ケイリンメールマガジンを軽く読んで参考に…………
平成28年熊本地震被災地支援・弥彦競輪開設66周年記念「ふるさとカップ」が
7月30日~8月2日の日程で開催された。6年ぶりとなる弥彦記念を制したのは浅井康太。
打鐘で前に出た川村晃司が流したところを2センターから踏み上げてカマシ先行。
自在選手としての戦法の幅、そして強さを見せつける逃げ切り優勝だった。
押さえた川村晃司が流したタイミングを浅井康太は逃さなかった。
「最近はラインの競走を前走ってる選手がしてくれてたんで。北野さん、
濱口さんも競輪祭の権利がかかってるし、ほぼ2分戦。タイミング見て行けたら
行きますとは言ってた」
ホームで川村を叩き切ると、ライン3車できれいに出切る。ラインの全員にチャンスが
ある仕掛けに出て、最後もしっかりと押し切った。
「体感は(上がり)12.4ですけどね(笑)。先行できて自在と言えるので。
普段やらないことをやって勝ててるので、それも戦法のうちですね。ラインを
大切にという気持ちで走ったし、(優勝は)グランプリを狙うのに賞金の上積みになる。
周りに稼がせないのも(賞金ランク上位にいる中部勢の)援護になる。これからも
お互いいいレースで援護しあえれば」
今回はぶっつけ本番で新車を投入するなど、次回のオールスターや後半のビッグレースへ
向けての準備にも余念がない。そして後半戦は福井記念からサマーナイト、弥彦記念を
3連覇と勝負強さも出てきた。
「自転車はまだまだ(オールスターでも使うかは)自分の気持ちですね。(後半のG1は)
33バンクが続くのでしっかり33を走る体を作って、しっかり仕掛ける脚を作って
いきたい」
逃げても強い浅井康太が、ムード最高潮でオールスターを迎える。
4コーナー番手で記念初優勝へ絶好のチャンスだった北野武史だったが、浅井を
とらえることはできなかった。
「あーエラかった…。(4コーナーから)蛇行せずに獲らせてくれてもえーやないか
(苦笑)。絶好の展開になったと思ったのに強えーや、やっぱり。いい夢見させて
もらいました」
川村が叩かれた時点で諸橋愛は6番手に。直線鋭く伸びたが地元記念初優勝には
届かなかった。
「浅井が先行するとは思わなかった。(先行は)川村さんだと思ってました。
(浅井が)来たときに反応できなかった。ホームで4番手に切り替えられたら
違ったんだろうけどね。そこが自分の勇気の足りなさ。勝負強さも足りなかった。
残念です」
油断したわけではない。しかし、川村晃司にとって浅井の早い仕掛けは予想外だったに
違いない。「あそこは絶対出させたらいかんとこ。後ろに迷惑をかけました」と
言葉少なにレースを振り返った。
川村が先行ならチャンスは澤田義和にもあるはずだったが「すんなり先行しても
ブロックしたところを諸橋が来るなと思ってた。(川村が叩かれたが)それでも
3着までには入りたかったね。浅井が強かった」とサバサバした表情。そして最後は
「次につながると思う。脚の状態はいいんで」と笑顔で前を向いた。
先に斬った松浦悠士は川村が駆ければ中団からの勝負に出るはずだったが、後方に
置かれて万事休す。
「川村さんがあんなに踏まないとは思わなかった。(浅井に)スイッチできなかったです。
緊張もなくていける感じはあったけど、甘くないですね。読み違えた、悔しい」
レース経過
号砲が鳴ると浅井康太、渡邉晴智の2人が出るが、最内枠を利した浅井が制して前から。
北野武史―濱口高彰の追走。以下の隊列は、松浦悠士―渡邉、川村晃司―澤田義和、
単騎の諸橋愛、小野大介。
赤板手前から川村が上昇を始めると、松浦が合わせて動いて切って出る。松浦に渡邉、
川村がいったん3番手に入り、諸橋、小野で近畿ラインに続く。ペースはスローに流れ、
2コーナーから川村が浅井を警戒しながら踏み込んで打鐘主導権。川村に澤田、諸橋、
小野まで出切って、7番手の浅井が巻き返す。川村もペースを上げるが、浅井が
スピードの違いで最終ホームで主導権を奪取。北野―濱口の追走。川村は4番手で
車間が大きく空いて、諸橋は6番手、松浦は一本棒の8番手に置かれて最終バックを通過。
松浦がまくり上げるが前は遠い。川村は4コーナーに入っても、まだ前団との差を
詰め切れず、直線へ。
番手の北野が追い込むが、浅井を1輪差まで追い詰めたところがゴール。浅井が二の足で
鮮やかに逃げ切り優勝。2着に北野。地元の諸橋の強襲は、濱口を交わしての3着がやっと。
ではまた





