優勝は園田 匠 選手

おめでとうございますおねがいおねがいおねがい



ケイリンメールマガジンを軽く読んで参考に………


平成28年度熊本地震被災地支援・宇都宮競輪場開設67周年記念
「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦(G3)」は5月31日に最終日を迎え、
第11レースに決勝戦が争われた。レースは早坂秀悟と和田真久留との叩き合いになるが
早坂が制し主導権。番手の佐藤慎太郎に絶好展開となったが、2センターから内を突いた
園田匠が直線強襲。鋭く突き抜け昨年の寬仁親王牌以来、S班としては初の優勝を
果たし、次戦の高松宮記念杯へ最高の弾みをつけた。

神山雄一郎、平原康多が準決勝で散る中、S班として唯一人決勝に残った園田匠が
威厳を見せつけた。昨年の寬仁親王牌決勝での直線強襲劇の再現に宇都宮のバンクは
沸いた。
「とりあえずホッとしています。今日はS班が一人だったんで自分がメーンだと思って
走りました」
寬仁親王牌を制したあとはプレッシャーとも戦った。今年に入り初戦の1月立川記念で
優参とスタートは良かったが、その後は決勝にも進むことができず苦しんでいた。
それでも自分のスタイルはこれだという走りを貫き通した。立川でも「S班になって周り
の見方も変わってくると思うんですけど、自分らしく走るだけ。それをお客さんも望んで
いると思うし、気持ちで走りたいです。今年は結果にこだわって、勝つことにこだわり
ます」と語っていたが、ようやく優勝という結果に結びつけた。
「金子さんも仕掛けるところで仕掛けてくれたし、スピードをもらう自分向きの展開で
した。恵まれ1本ですね。でも、余裕はあったし、自分らしいタテを出せたので。
本当に良かったです。今回はタテが出たことが勝てたことより嬉しいですね。最後は
空かなかったら無理くりでもいくつもりでした」
次戦はG1高松宮記念杯。S班として初優勝を果たし、最高の形で園田が名古屋へと乗り
込む。
「この調子を落とさないように維持していきたいです。次のG1で勝負するために」

佐藤慎太郎は絶好の展開となったが2着に終わり、検車場に引き揚げてくると
「チクショー」と悔しさを隠そうとしなかった。
「悔しいですね。(早坂)秀悟は出切るのに脚を使って最後にタレた。でも秀悟は
(和田)真久留があれだけいってるのに、あれを叩いていくんですから。今回で秀悟と
呼吸も合わせられたし、また一緒に頑張っていきたいですね」

橋本強は早坂の踏み出しに千切れるも態勢を立て直し3着に入る。しかし表情は冴えず。
「早坂君のダッシュが凄くて、今の僕には付いていけなかった。そのあとは流れに
乗っただけです。内容はダメですね」

5番手からまくった金子貴志にもVチャンスはあったものの4着に終わった。
「良い展開にはなったけどね。踏み込んで良い感じで外を伸びたからいけると思った
けど…。そこは力不足でした。その辺を修正して宮杯に向かいたいです」

早坂秀悟はあくまでも自分のスタイルを崩さなかった。
「めちゃくちゃキツかったです。最後はやっぱりタレましたね。でも他の先行選手より
形は作ってるんで。今日は悔しいけどもっと練習します。スタイルを崩さず?
それが俺なんで」

地元勢の砦として唯一決勝に残った矢野昌彦だが、無念の7着に。
「もう少し上手く走れればよかったんですけど、結局立ち遅れてしまいました。
単騎は難しいですね」

和田真久留は南関勢の先頭として早坂と力勝負するも、結局叩かれシンガリ負けに。
「金子さんに斬られてちょっとパニックになってしまいました。あの並びで
汲み取ってくれるかなと思ったけど甘かったですね。宮杯までは時間もあるので見つめ
直していきたいです」



レース経過
スタートは佐藤慎太郎が取り、初手の並びは早坂秀悟―佐藤―橋本強、
金子貴志―園田匠、和田真久留―石井秀治―五十嵐力、矢野昌彦の順で並ぶ。
レースが動いたのは赤板から。和田が上昇していくと、早坂は車を下げ、誘導の後ろが
入れ替わる。すると、これに続いた金子が打鐘で叩いて先頭に躍り出る。金子は後ろを
見ながら流していくと、すかさず早坂が後方からカマして主導権取りに出る。負けじと
和田も3番手から出ていき踏み合いに。しかし、ダッシュで優った早坂が、3番手の橋本を
千切って2車で主導権を握った。早坂が軽快に逃げるなか、和田を捨てた石井が前との
車間を詰めていくが、追い付いた所で脚はいっぱい。一方、佐藤は4角ハコ回りの絶好の
展開から追い込んでいく。しかし、園田がS班の意地を見せた。2センター過ぎ、金子が車
を外に回すと園田は内を踏み、直線で中のコースを強襲。鋭く突き抜け優勝した。佐藤は
惜しくも2着。橋本は9番手から園田と同じコースを辿って3着に入る。




次回は別府記念



ではまたグラサングラサングラサングラサン