
優勝は村上 選手
日本選手権競輪 優勝 おめでとうございます










6日間の長丁場 皆様もお疲れさまでした。
5月にも静岡競輪場で日本選手権開催♪
今年のグランプリ戦線は優勝しないと厳しい………
残る指定席は5席
ケイリンメールマガジンを軽く読んで参考に………
3月8日から始まった第69回日本選手権競輪は、本日13日最終11レースに
決勝戦が行われ、6日間の熱戦に幕を下ろした。サバイバルレースを
勝ち抜いた9名による決勝は、近畿の後輩の頑張りを受けて村上義弘が
追い込んで優勝。名古屋ダービー3連覇を達成するとともに、
ダービー最年長優勝の記録を更新。そして、優勝賞金6500万円(副賞含む)を
獲得し、年末の立川グランプリ出場を決めた。
名古屋バンクのマイスター・村上義弘がまたしてもやってのけた。
昨年ダービー王の新田祐大をはじめ、そうそうたるメンバーが相手。
準決勝ではその新田に屈辱とも言える異次元のまくりに遭い、
決勝も決して有利とは言えない厳しい状況。しかし、近畿の各自が
役割をキッチリと果たし、村上自身も川村晃司を最大限援護して
4度目のダービー制覇を果たした。
「まさかあそこまでハイピッチになるとは思ってなかった。
相手も強いですし、どこかもつれるところが出てくると。でも、竜生が
一本棒に持ち込んでくれたので、そこからは自分の仕事をと思ってました。
(4角で)誰か入ってくると思ってたので、しっかりと4コーナーで
晃司を先頭で回らせることが仕事だったので」
これで名古屋ダービー3連覇。そして、同一開催優勝タイ、
さらにダービー最年長優勝と記録ずくめだ。
「記録は意識してはいないけど、日本選手権は競輪選手にとって
大きな夢の1つですし、手にすることができて光栄に思ってます。
年々、苦しい戦いになるなか、ファンの皆様が背中を押してくれるので、
これからも変わらず、目の前のレースを頑張るだけ。
周りの皆様のおかげだし、期待を裏切らないようにしていきたい」
川村晃司は惜しくも準優勝となったが、完璧な連係を決め満足げ。
「決勝で近畿の結束力が出せたと思います。今日は展開が早くなるのが
目に見えているし、竹内君か新田君が良い勢いで来るだろうから、
全力で合わせるなら早めに出ないとと思ってたけど、竜生のおかげで
優勝争いができた。良い開催でしたね。前回までボロボロだったので、
良いきっかけができたと思います」
1番の功労者・三谷竜生も力を出し切り、表情は晴れ晴れ。
「自分の役割は果たせました。後ろから押さえて竹内君にフタをしたら
下げるだろうと思ってたので、そこからが勝負だと。
後ろがワンツーだったのが1番嬉しい。川村さんは高校の先輩でもあるし、
思い切って行こうと思ってました」
新田祐大はバックから勝負に出たが、村上のブロックで失速。
3着が精一杯だった。
「仕方ない。あそこで行かないとダメだと思ったので。竹内君を1回振って、
(前の村上に)車輪が掛かってたので外してから。まだ深谷君は来ないと
思ったけど、出るしかなかった。仕掛けての3着なら意味はあると思います。
5月のダービーまでにまた仕上げてきます」
その新田の番手から、岩津裕介はインコースに勝負を懸けたが。
「力不足でした。今日は付け入れる展開があるとは思ってたけど、
そこまでに脚を消耗してました。皆強かったし、僕は一杯でした。
チャンスはあったけど、簡単には勝たせてもらえないですね」
野田源一は位置取りミスを悔やむ。
「4番手、新田君の位置に居たかったけど出遅れた。
分かってはいたけど、ダッシュが足りないですね。ああいう展開になることも
分かってたのに。最後は転ぶ気で踏めば3着はあったのかな」
先導役として期待された竹内雄作は「これが現状です」と肩を落とす。
「何もせずには終われないし、車間だったのかも知れないけど、
自分の中では緩んだ気がしたので仕掛けました。考えてた通りの
展開になったけど、本当に力不足でした」
深谷知広は自力に転じたものの、ブロックのあおりを食らって後退した。
「今日はやり合っても仕方ないし、竹内さんには自分にもチャンスが
あるように仕掛けてくださいと話してました。今の僕の脚では厳しかった。
最後、内か外か迷ってしまいました」
金子貴志も致し方なしと言った様子。
「良いレースだったとは思うんですけどね。ただ、タテ脚がないと
話にならない。ホームで離れそうになったし。次、ダービー、
宮杯までに仕上げていきたい」
決勝戦レース経過
号砲が鳴ると様子をうかがいながら新田祐大が出て、誘導を追いかける。
新田―岩津裕介で前団。竹内雄作―深谷知広―金子貴志、三谷竜生―
川村晃司―村上義弘。単騎の野田源一で周回を重ねる。
三谷は青板の1センターから早めに上昇を開始。三谷に併せ込まれた
竹内が下げて、三谷が3番手に収まる。川村―村上と続いて野田、
竹内は7番手。三谷が4コーナーから一気に踏み出し、赤板で主導権を
握って出る。京都コンビまで出切り、4番手を新田が追走し岩津。
野田は近畿勢に続けず6番手。三谷が飛ばして逃げて、後続は一本棒で
打鐘を通過。7番手の竹内は2センターから巻き返す。竹内が中団まで迫り、
川村は最終ホームで逃げる三谷の番手から発進する。川村―村上に
新田―岩津が続き、合わされた竹内は外に浮いて不発。今度は深谷が
2コーナーから自ら踏んでいくと、バックで新田が合わせてまくりを打つ。
新田のまくりを村上がブロック。岩津は俊敏に空いたインを突いて、
村上とつばぜり合いとなり直線へ。岩津を制した村上が力強く伸びて、
川村をとらえ優勝。2着に川村。立て直して外を伸びた新田だが3着まで。
ではまた



