競輪 ③ ** ①

初心者がレースを見ていると疑問に思う事が多々あります。スタートすると先頭に紫色のユニホームを着て走っている選手がいます。何故９人以外の人がレースに居るのか
競輪には選手以外にも敵がいます。それが風《風圧》です。皆さんも経験があると思いますが、風の強い日に向かい風に向かって進むと思うように自転車は進みません。また逆に後方から強い風が自転車を押してくれる時もあります。
決められた周回を《先頭誘導員紫色のユニホームの選手》誘導し風避けにして力温存しながら位置取り《場所取り》する為にいます。競輪は風圧を極力避けて自分の脚力と戦法にあったレースを各々がします。
競輪選手には自分の競争スタイルがあり競輪学校《伊豆の修善寺》を卒業すると新人としてデビューして、逃げや捲りを主戦法として、上位のクラスに昇級するまでは自力で戦います。
《生涯自力屋の看板を降ろさない選手もいます。》
何年間か選手生活にも慣れて自分の自力では他の選手達に通用しないと限界を感じると追い込みや番手勝負するマーク屋に戦法をチェンジします。中には器用な選手は捲り番手追い込みをレースで使い分けする自在戦法の選手もいます。
追い込み屋は逃げ選手や捲り選手の後ろを回るか自分で自力選手の後ろを他の選手と競り位置をとります。マーク屋と言われる選手は脚力は落ちますが、自力選手を援護して自分も流れ込みゴールを目指します。競輪はこの様な戦法の選手達がスタートし位置の取り合いをして自分達のラインに有利にレースを運べる作戦を建てた上でレースをします。
次回はラインとレース形態《種類》