砂上の楼閣
という文字をみると、
わたしは昔から、
なんとなく遠い砂漠に浮かぶ
エキゾチックなお城を思い浮かべたり
してしまうのですが、
ロマンチックなイメージとは真逆の、
凍りつくような
驚くような問題が起きていました。

『スルガ銀、高収益は砂上の楼閣か』と
題したのは日経の記事でした。

スルガ銀行は、静岡県に本店を置き、
『地銀の優等生』と言われ、
独自のビジネスモデルで高収益、好業績を上げていることで、
その名前がよく知られています。
収益を上げることが難しいこの時代、
見事なものだ、と、
感服していたものでした。

しかし、シェアハウス投資の融資で
資料改ざんなどの不正が相次いだ問題、
そして、多くの行員が
不正を認識していた可能性があるとの発表は、
驚くべきことでした。
営業重視で数字、数字となって審査部門に
圧力がかかり、
増収増益が続いていたことが、
大きなプレッシャーになったとのことでしたが、
行員の関与についての調査、
そして
多額の債務に苦しむ多くのオーナーの
今後はどうなるのか、
とても気になるところです。

破綻した不動産会社の運営していた
シェアハウスの名前は 
かぼちゃの馬車。
一定の時間がくると、
消えてしまう魔法の乗り物の名前です。

この、かぼちゃの馬車、という
とてもロマンティックな名前が、
繰り返し報道されるとき、
一連の(銀行の業績も含めて) 
今回の事件で、
以前は輝かしく見えていた多くのものが
まぼろしであったこと、を、
象徴しているように思えてならないのです。