たくさん考えさせられる
このところの国会やそれをめぐる動き。
大半の野党議員が欠席するなか、
働き方改革法案が審議入りしています。
とくに争点となるのは
高プロ(高度プロフェッショナル)制度の導入について、ですね。
裁量労働については、
不適切データの問題もあり、法案からは削除されていますが、
むしろ高プロのほうが経済界からは
強く求められているわけですが…
前身のホワイトカラー・エグゼンプションから、
かなり長く検討されてきています。
以前にも書いたことがあるのですが
すこし前のことになりますけれど、
この対象と思われる金融商品開発、
ディーリング部門の社員が
深夜まで残業していること、が伝わってきて
そんなに遅くまで!?と、驚いていた時期がありました。
(そのせいかどうかわかりませんが、
ほかの業務につく者に対して、
残業と退社時間について
かなり厳しく言われ始めていました)
この、労働時間規制を外した働きかたが
認められることになるかもしれない、
ということをまとめた資料を組合から提示され、
意見を聞かせてもらいたい、と言われて
部署のみんなで会議をしたことがあります。
当時はとくに、内容について初めて聞いたことでもあり
よく意味がわからなかった部分もありましたが、
いま思えばほぼこの制度の内容であり、
そのときの皆で想像したこととも、だいたい合っていました。
労働者側からすれば、
残業代だけでなく、休憩などの取り決めや
休日深夜の割増賃金などについて不安なこともあり、
そのときは皆、
ちょっとこれは、すぐには受け入れがたいのでは…、
という意見が多かったと思います。
ただ、このことを聞いたすこしあとに、
たぶん対象業務である商品開発に取り組んでいた
主人の後輩が体調を崩し、
その部門から外れることを聞いたときは、
現実的な問題として、その対象のひとたちは
すでに長時間労働をしていたので、
そこはかなり危惧されることが多いように感じます。
また、年収要件の下限とされるであろう
1075万円という金額ですが、
対象業種に関していえば、
それほど高額であるとは思えません。
高プロ制度導入は経済界にとっては
なんとしても導入したい悲願、と
いうことではあるようですが、
その他働き方改革で実現されるであろう
さまざまな制度と合わせて、
導入される場合でも、
基本はまず、長時間労働が
(過労死基準を超えないよう)
実態に則した制度設計を考えてほしいと
思います。
※ちなみにその体調を崩した後輩ですが、
いまは復職して、その部門からははずれ、
営業の仕事に替わっています。
能力があるひとだからこそ、ほんとうに
よい商品開発してくれたであろうことを
わたしたちも期待していたので…
考えさせられるところです。

