新型コロナウイルスの煽りを受け、今年は開催中止となった全国高校野球選手権大会
 
昨年は、春選抜覇者の東邦(愛知)や大阪桐蔭(大阪)が地方代表予選で敗退する波乱
 
第97回大会は東海大相模(神奈川)が仙台育英(宮城)を破り、45年ぶり2度目の頂点



好左腕の小笠原慎之介投手(中日)らを擁し、集中力と畳み掛ける強力打線で圧倒

小笠原投手は最速150キロ超えの豪速球とキレのあるボールで打者を翻弄、決勝戦では9回に自ら試合を決めるアーチも放った

東北勢初の悲願は逃したが、仙台育英もエース佐藤令央投手がストレートとフォークを軸に、大会前の調整不足を払拭する見事な投球
 
オコエ瑠偉選手(東北楽天)など注目選手も多く、中でも脚光を浴びたのが、やはり早稲田実(西東京)の清宮幸太郎選手(北海道日本ハム)

スイングも柔軟、シャープに内角の厳しい球も難なく捌いてホームランにする技術は正に天性
 
 

 

終盤まで縺れる展開も非常にスリリングだが、要所でのエラーや悪送球は致命傷