NHKのEテレで放送されている道徳教育番組、いじめをノックアウト



2015年6月14日オンエア、"あだ名は禁止するべきですか?"の回では、MCの高橋みなみさんが対処方法を検討

イギリスBBC放送が実施したアンケートで、ある女性は次のようにコメント

「私は禁止するべきだと思います。あだ名がいじめにつながる可能性があるから」

小学6年生男子は、友人から呼ばれるあだ名で苦悩、担任との交換ノートにこう綴る

「友達から"おから"と呼ばれます。どうしたらいいですか?」

担任はクラスで2時間に及ぶ話し合いを設け、その結果同級生が初めて男子の苦しみに気付き、「直そうと思った」と改心

しかし今度は、縄とびの表情がドヤ顔だからと"どやがおん"と呼ばれるようになる

ただ、彼自身はこのあだ名に嫌悪感は無いらしい

前述例から高橋さんが考案した答えは、「あだ名は一方的に決めるのではなく、相手の意見を聞くことが大切。あだ名を付けるにあたり、①その子に気持ちになって考える ②その子にあだ名を確認する ③あだ名は親しい子に付ける という取り決めが必要」

親しみをもって付けたあだ名が相手にとって不愉快だったという事例は、高橋さんが言うように相手の立場を考え、コミュニケーションをはかることで抑止に繋がる

問題を取り上げ、解決方法を模索するこうした番組は、小中学生にとって有益なだけでなく、子供を持つ親にとっても認識を新たにすることになるだろう