
おととい(26日)、今年の大晦日に放送される第65回NHK紅白歌合戦の出演者が発表された
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初出場は紅組がHKT48、May J.、薬師丸ひろ子、白組がV6、SEKAI NO OWARIの計5組
昨年までの対戦成績は、紅組29勝、白組35勝
すっかり大晦日の風物詩になった紅白歌合戦だが、今年も選考で波乱があった
まず、HKTの出場は濃厚だったし、ファンとしても嬉しい限りだが、一方で内定が決まっていた乃木坂46がまさかの落選
これは信じられないし、一体なぜ!?
恐らく、週刊誌にメンバーのスキャンダルが取り上げられたりしたことが理由だろうか…
出場者の選考基準は、「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点を中心に「7歳以上の全国5000人を対象に行った"ランダムデジットダイヤリング"方式による調査の結果」、「"NHKのど自慢"の予選出演者の曲目」、「CD・カセット・DVDの売り上げ」、「有線・カラオケのリクエスト等の調査」、「インターネットや携帯電話によるダウンロード等の調査」の5つのデータを参考資料として決定している
毎年そうだが、出場者の顔ぶれを見ても本当にこの項目が反映されているのか、疑問符が付く
また、白組の司会は今年も嵐がつとめるが、メンバーそれぞれが役者やバラエティーで活躍し、CD・DVDの年間総売上額ではAKBを上回るほどで、MCも安定感があり、司会としては適任だと思う
しかし、彼らを起用しているあたりで明らかに視聴率稼ぎにしか映らない
一時期その視聴率が低迷し、存続が危ぶまれたこともあったが、このような手法で番組を維持しようというのは、正直好ましくない
音楽番組で歌手がMCを担当することは現代では珍しくないが、本来はやはりアナウンサーかタレントに任せるのが主流ではないのか
紅白歌合戦に限らず、どのジャンルでも「いかに、観る人たちを惹(ひ)き付ける」にはどうすればいいか、その根本(こんぽん)をしっかり見つめる必要がある
NHKを批判するわけではないが、もっと視聴者の視点に立った番組作りをやっていくべきだろう
そのことを肝に銘じてもらいたい